ガイド平野家の場合は、資産管理ソフトMicrosoft Money
ガイド平野家では、資産管理ソフトを活用
■フリーソフトとして、Microsoft Money Plus Sunset 日本語版が登場
ガイド平野家で使っているMicrosoft Moneyは、販売およびそのサポートは、2011年1月に終了してしまいました。ところが、その時期に合わせて、Microsoft Money Plus Sunset 日本語版が、フリーソフトウェアとして、Microsoftから提供されています。明細の自動ダウンロード機能は使えませんが、金融機関のサイトからダウンロードしたデータをMoneyに取り込むことができます。また、分析ツールは、Web家計簿以上の機能が備わっていて、資産管理ソフトとしては、まだまだ第一線で使えるものだと思います。「Web家計簿はちょっと、セキュリティ面で心配……」という人は、コラムの趣旨とは異なりますが、こちらをお勧めします。
Web家計簿選びで大切なこと
■Web家計簿は便利になったけれども……Web家計簿をいろいろ試用してみたけれども、私の場合、セキュリティ面やちょっとマイナーな金融機関に対応していない、分析ツールの充実度などの機能面や15年間の蓄積データのことを考えると、なかなか移行することができません。
そう考えると、Web家計簿を選ぶ際には、長期間使用することを前提に、使い勝手はもちろん、機能面やセキュリティ面、運営会社の経営体力(これもかなり重要だと思います)を考慮して、選ぶ必要があるのではないかと思います。
■これからのFPの家計アドバイスは?
以前、Microsoft Moneyで家計管理をしている方からの相談を受けたことがあります。収支管理や資産管理のデータが詳細に蓄積されているので、家計の問題点が把握しやすく、アドバイスが非常にしやすかったという記憶があります。Web家計簿がさらに便利になって普及すれは、これからのFPの家計アドバイスは、Web家計簿のデータを見ながら行うのが主流になるかもしれません。「Web家計簿をつけているならアドバイスは必要ないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家計簿のデータがあるからこそ、収支、資産、ライフプランを総合的に見て、より効果的なアドバイスができるのです。
■家計管理は、2人で協力して続けることが大切
ガイド平野家では、私個人では15年、結婚してからも11年間、継続してMicrosoft Moneyで家計管理を行っています。2人の共通パソコンにソフトを入れておき、各自が使用した分の財布、口座、カードのデータを分担して入力しています。2人で家計を管理する体制をつくると、お互いチェックして継続して家計データを入力するようになります。また、家計管理が自然と共通の話題になり、家計管理の意識もさらに高まります。皆さんもぜひ、パートナーと2人で家計管理を行ってください。
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