スターディ テーブル ランプのベースは手作り
写真1. Sturdy table lamp collectionの一部
先日カナダ大使館にて、東京・恵比寿にショールームとオフィスを構えるStudio NOI主催でテーブルランプ (日本では卓上スタンド器具という) の新商品発表会が開催されました。(写真1.2)
写真2. 商品発表会の様子
マーサ・スターディはカナダのバンクーバー生まれで、1978年、エミリー・カー美術大学彫刻課卒業。80年代はジュエリーデザイナーとして活躍し、ファッション雑誌、ELLEやVOGUEで作品が紹介され注目を集めています。今では家具、壁面アートオブジェなどのデザインを広範囲に行っています。
彼女のデザインした今回の商品はレジンと言われるスタンド器具のベースが一つの大きな特徴です。一般にベースは支柱と灯部を支えるのに必要な安定感を得るため、少し大きく重さのある円盤状のものが用いられます。
しかし、スターディ テーブル スタンド器具は円盤状のベースはありません。ベースはレジンと言われる樹脂の素材を使用し、円筒形や四角柱形のスマートな形状で安定性を持たせています。そしてレジンは色や柄の種類も豊富です。(写真3)
写真3. レジンのカラーバリエーション
それらの中で、例えばチョコレートブラウンやアンティークゴールド、ニューゴールド、ホワイトマーブル、キャメルなどの色展開が予定されていますが、今回は10種類がセレクトされています。
写真4.ベース上部に光があたると、レジンの色によって様々な光の表情が生み出される
マーサ・スターディはバンクーバーに生まれ育ち、美しく力強いカナダの大自然に接している経緯が彼女のデザインのバックグランドになっています。力強さやアグレッシブの反面、ソフトでミニマル、セクシーさが魅力的です。
次のページでは「クリエーションバウマンの透過光」についてご紹介します。