絵本/クリスマスの絵本

12月 ヨーロッパ発プレミアムなクリスマス絵本

クリスマスが大好きなのは子どもたちだけではありません。どうやら世界中の絵本作家もまた、クリスマスが大好きで、クリスマス絵本をたくさん作ってきました。そんな絵本の中からヨーロッパ生まれの心温まる作品をご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

12月にはやっぱり読みたい、心温まるクリスマス絵本

クリスマスのイメージ画像

華やぐクリスマス・シーズンには絵本も心躍るプレミアムな作品を選びたい

12月、街が幻想的なクリスマス・イルミネーションで彩られる季節になりました。「1年で1番楽しみなイベントはクリスマスだ!」という子どもたちも多いことでしょう。実は、絵本の世界も同じこと。世界中の絵本作家たちが、クリスマスをテーマに数えきれないほどたくさんの絵本を作っています。

なかでも、ヨーロッパのクリスマス絵本は、厳しい冬の寒さを描きながらも、心温まる作品が多く、日本の作品とはひと味違う魅力にあふれています。今回は、そんなヨーロッパのクリスマス絵本をご紹介します。良質の作品ばかりですから、プレゼントにもぜひ、どうぞ。

フランスのウィットを感じる愉快なクリスマス絵本

まず最初にご紹介するのは、子どもからお年寄りまで家族みんなで楽しめる、ユーモアたっぷりのクリスマス絵本です。街中が楽しい雰囲気に包まれる季節ですから、絵本を読む時も、やっぱりハッピーな気持ちになるものを1冊は備えておきたいですね。

そんな時には、『サンタクロースの辞典』がおすすめです。サンタクロースをテーマにしていますが、基本的には辞典なので、季節を問わず楽しめますよ。

■サンタクロースの辞典
「なあんだ、サンタの辞典かあ……」と、がっかりするのはまだ早い。作者グレゴアール・ソロタレフが描くサンタクロースは、それはもうノリノリで、愉快で、人間臭いのです。これまでのサンタクロースのイメージを覆す、愛すべきサンタクロース像をお楽しみいただけます。

とはいっても、この絵本が、せっかくフランス語の辞典という体裁をとっているのですから、読む時には、AからZまで順番に、フランス語の単語を学んでいく(?)という読み方がおすすめです。 すると、モロッコにサンタのそっくりさんが住んでいることや、サンタは潜水艦を操縦できること、そしてサンタクロースの体重は、200キログラムに達することがあることなど、知られざるサンタクロースの実態が次々に明らかになります。サンタクロースの真の姿を知れば知るほど、ますますサンタが好きになりますよ。

 詳しくはこちらから → ちょい悪サンタが案内人『サンタクロースの辞典』
 

>> 次は、イギリスのクリスマスが描かれた絵本

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