上諏訪温泉の旅館
上諏訪温泉を代表する老舗旅館が「ぬのはん」です。江戸時代に「布屋」として創業し、明治十六年に温泉旅館になりました。現在の湖畔沿いに別館が出来たのが、大正九年です。古くから文人墨客の利用が多く、美空ひばりが愛用した事でも知られます。他に規模の大きな宿として、浜の湯、諏訪湖ホテル、ホテル紅や、双泉の宿朱白、ホテル鷺乃湯などがありますが、規模が大きいせいか、大浴場はいずれも循環(ぬのはん含め)です。
上諏訪温泉の入浴施設
上諏訪温泉を代表する入浴施設として「片倉館」があります。現役の温泉公衆浴場として国の重要文化財に指定されているのは、道後温泉本館と片倉館の二つしか無いという大変に貴重な物です。温泉自体は循環で、一時期カルキ臭がプール以上に強烈だった事がありますが、最近はカルキ臭をあまり感じずに落ち着いて入浴する事が出来るようです。
泉質にこだわる温泉マニアには、日帰り施設「湯小路いきいき元気館」(ここは循環)の近くにある大和温泉が、単純硫黄泉の掛け流しで人気を集めています。
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