英語/英語学習アーカイブ

文法を学ぶメリット~文法はほんとうに悪者?(2ページ目)

とかく英語が話せない元凶として批判されがちな英文法。でも、文法を悪者扱いしているうちは、英語力も頭打ちになってしまいます。文法の利点、見直してみませんか?

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド


ネイティブ・スピーカーは、仕組みを説明出来ないことが多い

I went to the park.
(公園へ行きました。)

I have been to the park.
(公園へ行ったことがあります。)

この2つの英文の違いを文法抜きで説明出来ますか?

ネイティブ・スピーカーでも、専門知識がない限り、文法的な違いを説明することはたやすくありません。日本人が、助詞の「は」と「が」の使い分けをうまく説明出来ないのと同じです。

英語を外国語として学ぶ時、この2つの違いを「感覚のみ」で理解して使えるようにするのは、とても効率が悪いと言わざるを得ません。

でも、「文法」を使って、英語には過去形と現在完了形があることや、それぞれがどういう「型」で出来ているか、日本語と比べてどう違うのかなどを学ぶなら、ずっとたやすく「理解」出来るはずです。

その「理解」を音読などで実際に身体を使って練習し、「感覚」に落とし込んだ時、はじめて「自分のもの」になります。

<0段階? 理解段階? 練習? 感覚段階>

文法は、「感覚」の段階まで一気に連れて行くことは無理だとしても、その前段階の「理解」の段階では最適な仕事をしてくれるのですね。

私もアレルギーから脱して、英語の世界が広がりました。より正確な英語を身につけることにもなります。ぜひ、あなたも英文法アレルギーから脱して、もう一段階上の英語の世界を目指してみませんか?

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