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社会人大学院留学を目指すには……(3ページ目)

社会人になってから大学院留学を志すことが、以前ほど珍しくなくなって来たように思います。いつかは……と思っている方、今決断しようとしている方、どうしようか迷っている方に、社会人大学院留学経験者としてアドバイス出来たらと思います。

水野 稚

執筆者:水野 稚

英語学習ガイド


夫と子供と一緒に来ちゃいました!

オックスフォード大学院のクラスメートの女性は、まさに「自分の幸せのため」に留学していました。留学を機にご主人は仕事を辞め、お子さんはオックスフォードの学校に通うことになりました。

もちろん、彼女は自分が得た「幸せ」を自分のところに留めていません。帰国後、彼女は自分の国の言語教育に再度携わり、国際学会で発表するなどの活躍を続けています。もちろん、家庭にはそれぞれ事情があり、誰もが彼女のような決断が出来るとは思いません。でも、社会人の男性だけでなく、女性もこうして学び直そうとしている例が世界にはあるということを知ると、勇気づけられる思いがいたします。


婚約者を母国で待たせて大学院留学 

ある友人は、母国に婚約者である男性を置いて学びに来ていました。恋人を母国に置いて英国に来ることに、まったく迷いはなかったと言います。優秀な成績を残した彼女は、帰国後に婚約者の彼と結婚し、母国で幸せな家庭を築いています。もちろん仕事も続けています。


夫を母国に置いて大学院留学 

夫は母国で仕事をし、自身は博士課程で学んでいるという友人もいました。家族を犠牲にして自分のために……という感じではなく、「自分には留学が必要だから行って来るね!」という軽やかな決意で学んでいたのが印象的でした。お休みが取れるとご主人がやって来て、かいがいしく彼女の身の回りの世話を焼いていて、なんとも微笑ましくて素敵なご夫婦です。現在、その友人はご主人と一緒にアメリカに渡り、超一流大学で研究者として活躍しています。


まとめ

いかがでしょうか? 「自分の幸せ」をキーワードに、ほんの数例をご紹介しました。特に、より少ないと思われる「女性」の社会人大学院留学や「女性」の大学院留学を男性が応援するケースをご紹介しましたが、みなイキイキと輝いている様子が届きましたでしょうか。

世界は広いものですね。それぞれが自分らしい形で自分の幸せのために留学し、その幸せを最終的に周りに還元することはアリなのだ! と友人達から学びました。

みなさんも、ご自身の将来と大学院留学とを「自分のための幸せ」という観点から考えてみてはいかがでしょうか。
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