研究開発指定校として、独自のカリキュラムを採用
教育の特色として、児童・教員ともに「協同」を重視、1953(昭和28)年以来「協力学年担任方式」を実施しています。一般のクラス担任制とは異なり、同じ学年の3~4クラスを4~5名の教員が協力して指導に当たるというシステムで、同じく学年全体もこれらの教員が運営。こうしたシステムの主な狙いは、教員の独善や孤立を避け、教員同士の連携によって学年・学校全体の教育力を高めていくことにあると考えられます。4年生以降は教科担任制を採用。研究開発指定校として「ことば」「市民」「自然」「アート」「生活文化」「創造活動」「からだ」など、一般の小学校教科とは異なる独自のカリキュラムで学習を進めています。また、協同学習を重視し、子どもが「知りたい」「不思議だな」「調べてみよう」など、自ら進んで学びたくなるよう授業を工夫し、子ども同士のかかわりを多くしています。
所有する郊外園(東京都東村山市)では、農作業・自然観察を中心とした体験的学習を行うほか、学園内にも学級園や教材園などがあり、生きた教材を使って学習するなど、教科書以外の学習材も多く活用しながら授業を進めています。
自由で民主的な校風、ユニークな教育を行うお茶の水女子大学附属小学校に適応する子どもとは、自主性や協調性のある子ども、好奇心があり活動的な子ども、学習への意欲・興味を持つ子どもといえるでしょう。