イギリスのクリスマスクラッカーの作り方!
本場イギリスのクリスマスクラッカー
イギリスにはクリスマスパーティーに欠かせない大切なクリスマスアイテムがあります。それは筒状のパーティークラッカー・Christmas cracker(クリスマス クラッカー)です。このクリスマスクラッカーは、1846年にトーマス・スミス氏によって発明されました。彼はパリで紙に包まれたボンボン菓子を見かけ、イギリスに帰国後、お菓子を紙に包んでクリスマスに売ることにしました。それが徐々に変化し、現在のクリスマスクラッカーの形になったそうです。
イギリスではクリスマスパーティーのテーブルに、必ずクリスマスクラッカーが並べられており、隣に座った人とクラッカーの両端を引っ張り合います。クラッカーの中には火薬が入っているので、両端を引っ張るとポンと言う音が鳴ります。すると音と共に中から素敵なプレゼントが飛び出してくるのです。一般的にクラッカーの中にはプレゼント、薄紙でできた王冠、格言やジョークが書かれた小さな紙、紙ふぶきなどが入っています。毎年 どんなプレゼントが飛び出すのかが楽しみなのです!
トイレットペーパーの芯を使ったお手軽クリスマスクラッカー
クリスマスクラッカーを作ってみましょう。
イギリスの本格的なクリスマスクラッカーを日本で手に入れるのは難しいのですが、形を真似た火薬の入っていないクラッカーなら、なんとトイレットペーパーの芯でも作る事ができるのです。 クリスマスクラッカーは、まだまだ日本では知られていない遊びなので、子どものクリスマスパーティーに出してあげれば驚かれること間違いなしですよ! プレゼント交換の代わりに、みんなでクリスマスクラッカーを引っ張るのも楽しいアクティビティになりそうですね。
簡単なクリスマスクラッカーの作り方
■材料
トイレットペーパーの芯 2個、お花紙(折り目のないもの) 4枚、クリスマスらしいデザインの紙 8cm×18cm、リボン 30cm×2本、小さなプレゼント、格言やクイズの書かれた紙、紙ふぶき、紙の冠
トイレットペーパーの芯を半分に切ります。
1.トイレットペーパーの芯は1つだけ半分に切ります。この時、筒がつぶれないように気を付けてください。
紙の王冠と格言。
2.切っていない芯の中に紙ふぶき、紙の王冠、格言やクイズを書いた紙、小さなプレゼントなどを入れてください。
お花紙を重ねて置きます。
3.お花紙4枚は2枚ずつに分け、中央が3分の2ずつ重なるように置きます。 紙の繊維が縦向きになるようにしてください。
紙の上にトイレットペーパーの芯を置きます。
4.お花紙の中心に切っていないトイレットペーパーの芯を置き、半分に切ったトイレットペーパーの芯はそれぞれ両端の3分の1の辺りに置いてください。
紙で芯を巻きます。
5.巻き寿司を巻く要領で、トイレットペーパーの芯を巻きます。
テープを貼ります。
6.巻き終わりはテープで留めます。テープを貼る位置は中に芯が入っている部分だけにしてください。 他は糊で貼り合わせてください。
リボンを結びます。
7.トイレットペーパーの芯と芯の間にリボンを結びます。
紙を内側に押し込みます。
8.両端は紙を内側に折り込んでください。
完成です。
9.中央のトイレットペーパーの芯の入っている部分にクリスマスらしいデザインの紙を巻いてください。
イギリス流クリスマスクラッカーの楽しみ方
プレゼントのおもちゃの指輪。
イギリスのクリスマスパーティーでは、席に着くとすぐにクリスマスクラッカーを手に持ち、隣の人と両端を引っ張り合います。火薬の入っている本物のクリスマスクラッカーなら、引っ張るとポンと言う音が鳴りますが、これは火薬が入っていないので音は鳴りません。しかし、本物のクリスマスクラッカーと同じように、どちらか一方の端が千切れ、中に仕込んでいたプレゼントが飛び出します。クラッカーからどんなプレゼントが出てくるのか、ワクワクしますね!
二人で両端を引っ張り合います。
クリスマスクラッカーは、紙が千切れた人の勝ちです。中のプレゼントを受け取り、紙の王冠をかぶりましょう。 子どものクリスマスパーティーなら、プレゼントは小さなおもちゃか文房具が良いでしょう。ちなみにイギリスでは、クラッカーの中に指輪を入れ、女性にプロポーズをする男性もいるそうですよ。
腕を交差してクリスマスクラッカーを引き合います。
クリスマスクラッカーの正式なやり方は、食卓についた人全員が輪になり、体の前で腕を交差して、両隣の人とクラッカーを引っ張り合います。クラッカーが二つとも千切れた場合は、プレゼントをもらっていない人に譲りましょう。紙の王冠はクリスマスパーティー中、全員で被るのがルールです。
【関連記事】