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聖心女子学院初等科(3ページ目)

東京都心とは思えないほど緑あふれる三光町(白金)キャンパスのなかで、心豊かな子どもを育てる聖心女子学院初等科。独特のカリキュラムで「魂」「知性」「実行力」をバランスよく身につけていきます。受験実質倍率は女子(のみ)5倍前後。学びの特徴、願書配布時期、受験傾向、学費までを徹底紹介。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

全教科、「考える」指導を徹底

学習の基礎「国語科」では、語彙力、論述力を重視し、語彙力に関しては自分の辞書を1年生より持ち込みます。表現力・作文力・プレゼン力も養います。思考力は全教科で考える指導を徹底。考え、判断することを重視し、また、学ぶ力を育てるために自ら課題を設定し、調べることを繰り返します。 

聖心女子学院初等科の教育に適した子どもとは、「健康で子どもらしい」「集中力があり根気がある」「友人を大切にする」「わがままを我慢できる」などが挙げられるでしょう。今の時期から実践しておくことは、体を動かし、体験を重ねる、心の安定、つまり親の愛を実感させること(親が愛しているということより、子どもが愛されていると実感できること)、他人を大切にする(これは大人が実践するべき)、甘やかしではなく褒められる経験、公衆道徳には厳しく挨拶はいつでもどこでも元気よく、素直に謝れるなど、こうしたことを心がけることでしょう。

保護者と学校とのかかわりも盛ん。初等科では1年母のサークルが月1回、2年母のサークルが学期に1回開かれます。ちなみに給食はなく、月曜~金曜までお弁当を持参。

聖心女子学院初等科の願書配布時期

2009年6月1日月曜日から。学校事務室にて500円で頒布。

聖心女子学院初等科、受験(入試)内容とその狙い

入試は東京都解禁日の11月1日に行い、ペーパー(話の記憶・数量・図形)、行動観察(行儀など)、運動、個別、面接(児童・保護者一緒で10月中旬の週末に事前面接を行う)などが課されます。応募資格は、通学時間1時間以内の自宅通学者。

女子は言葉の発達が早いので、特にペーパーで出題される話の記憶などをはじめ、試験では高得点が要求されます。定員96名に対し志願者数は例年550名ほど。実質受験倍率は5倍前後となっています。

聖心女子学院初等科の学費

  • 入学金 300,000円
  • 学校設備費 160,000円
  • 授業料 504,000円
  • 維持費 70,000円
  • 教材費(預り金) 約40,000円
  • 父兄後援会費 50,000円
  • 初年度合計 1,124,000円
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