「自分が結婚したい年齢」から逆算して行動の指標に
目標達成のために今何をすべきか？
28歳で結婚すると決めたA子ですが、25歳のときお付き合いしていた彼がプロポーズしてくれる気配がなかったといいます。そこで、彼女は「自分はどうしても28歳で結婚したい」と彼に伝え、彼の意思を確認することにしたのです。そのとき、A子が考えていたのは、今の彼に結婚の意思がないなら別れて他をあたって2～3年交際したのちに結婚するというプラン。もちろん、今の彼と結婚できればベストですが、ハッキリとした意思がない相手と一緒にいても、ズルズルと時間ばかりが過ぎていくだけだと彼女は考えていました。
こう書くと、「その彼のことはそんなに愛していなかったのか」などといった意見も出るでしょう。「愛しているなら形にはこだわらない」という方は、そのまま結婚の意思のない男性と時間を共にするのもいいですが、彼女は「結婚」できる相手を求めていたのです。ビジョンを明確にしていたため、彼への愛情は当然あったものの、無言で流されていくことにはならなかったのです。
A子は、結婚へ向け自ら設けた行動規範にのっとり、彼の意思を確認しました。そのときの彼の答えは、「自分の経済状況を考えると今すぐに結婚するのは難しいけど、君が28歳になるときには必ず結婚する」というものでした。このように、男性に結婚の意思を言わせてしまう戦法は、実は彼女以外にも多くの女性がしていることです。マトモな男性であれば、自分が言ったことを覚えています。ましてや真剣に交際している彼女に言ったことですから尚更です。この結果、A子は見事その彼と28歳で結婚することができました。
さて、「自分が結婚したい年齢」から逆算して行動の指標にするという点では、B子もまた同じようにしていました。B子が29歳だったとき、彼女は交際相手がいないフリーの状態でした。そんなとき、たまたま出掛けた趣味の集まりで意気投合した男性から告白されたのですが、彼女もまた「付き合うのはいいけど、私、あと2年位で結婚したいんだよね」とハッキリ意思表示をしていました。その彼はそんな彼女を丸ごと受け止め、きちんと2年で結婚しました。
彼女たちの事例から、「何歳までに結婚する」という明確なビジョンが行動規範になるということが御理解いただけたのではないでしょうか。
現実的な「自分の落ち着くべき相手」を受け入れる
「どんな相手と一緒になるべきか」「どんな相手となら、うまくやっていけるか」ですが、実は御自身のこれまでの恋愛にヒントがあります。たいていの場合、1年以上の交際を2～3人経験すると、「自分に合う相手」が見えてくるものです。「自分に合う相手」こそが「自分の落ち着くべき相手」であり、「自分のことをきちんと恋愛相手・結婚相手として考えてくれる男性」「自分を魅力的だと受け入れてくれる男性」であるのです。
もっと言ってしまえば、何人か交際していくうちに、「自分が付き合えそうな男性のレベル」は身をもって分かるものです。現状に満足していないと思わず目をそむけたくなりますが、「今、近くにいる人」「今、出会えてコミュニケーションできる人」が「今のあなたに釣り合う人」なのです。
実際に、理想ばかり高くて結婚できない人は、そもそも身近に存在しないような条件の相手を求めていたりします。結婚した彼女たちは、きちんと現実を受け入れていました。地に足のついた目標設定をして、その目標に向かい強い意思をもって進んでいたのです。
あなたは今回の記事をご覧になり、どう感じましたか？ 「そんなふうにしないと結婚できないの？」といった感想でしょうか。それとも、「結婚を意識するなら当然の行動だ」という感想でしょうか。どちらの感想であっても、私がお伝えできるのは「現在は結婚氷河期である。しかし、自分に合った目標設定をして行動すれば結婚できる」ということだけです。
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