収納/10分でできる片付けテク

お片付けは1つの場所から始まる(2ページ目)

片づけなきゃと思っていても時間がかかりそう。途中で挫折しそうで、ついそのままに。今回ご紹介するFさんもそうでした。ところが、簡単にできちゃった!実例をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

片付けの流れ

私たちにありがちな、捨てられないし片付かない現状をどう変えたらいいか。そのポイントは? というと、何もかもやろうと欲張らないこと。そして一気にやり遂げようとしないことです。まとまった時間ができたらやろうとするから、腰が重くなります。完璧にやろうとするから手が付けられなくなります。まずは、取りかかるときの意識改革が大事です。

そこでまず、Fさんは食卓近くにある戸棚の中にある書類の整理に取りかかることにしました。そこでガイドがアドバイスしたのは次の2点です。
  • 要るモノ、要らないモノに分ける
  • この場所にしまうモノ、他に移すモノに分ける
戸棚の中

隙間があるから増えても大丈夫

引き出しに収まっているモノはそのままにして、この戸棚に収まっているモノを広げて把握していきます。いきなり「捨てる決心を!」と言っても難しいことも多いので、「とりあえず持っていたいモノ」というカテゴリーをつくって、それ専用の入れ物に収めておくといいでしょう。ただし、その入れ物の置き場所は奥の方や高い所ではなく、目につきやすいというのが条件です。

分ける作業を進めていくと、そこにしまいたいモノだけに絞り込まれていくので、それにつれて収納の目的もはっきりとしてきます。そうなれば、「出し入れしやすくしまうには?」という前向きな発想が生まれて、しまい方やしまう入れ物にも気を配れるようになります。今回のしまうポイントは次の2点です。
  • 棚ごとにしまうモノを決める
  • 入れ物でしまうモノの種類を分ける
その後の成果は戸棚の画像を見てみれば一目瞭然。どこに何があるか直ぐに分かります。しかも、ここにあったらいいな~という掃除機まで収まって、予想以上の結果です。

嬉しい効果

食卓近くの戸棚から始まったお片付けですが、他の場所まで嬉しい波及効果がありました。

キャビネットの収納

見せる・隠すしまい方で、デザイン性の高いキャビネットが活かされています

Fさん宅のオープンキッチンには、目の前にキャビネットを置いていて、料理本などをしまうには重宝な収納です。ここも食卓近くの収納と同様で、便利なだけに次々としまいたくなります。そんな気持ちを抑えて、そこに年間購入のお米をストックすることにしたそうです。

家族写真とともに、お米がしまわれている様子は微笑ましい限り。柔軟な発想あってこそのしまい方ですし、Fさん宅ならではの収納だと言えますね。

どこに何をしまいたいかが最優先。これをしまわなければいけないという、固定観念を取り去ることも大事です。1カ所からスタートしたお片付けでしたけれど、やってみれば意外と簡単。コツが掴めると、さらによい方法が自然と分かってしまうという実例です。

皆さんも気になる1カ所から片付けてみませんか?基本ステップを参考にして、さあ始めましょう!
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