片付けの流れ
私たちにありがちな、捨てられないし片付かない現状をどう変えたらいいか。そのポイントは? というと、何もかもやろうと欲張らないこと。そして一気にやり遂げようとしないことです。まとまった時間ができたらやろうとするから、腰が重くなります。完璧にやろうとするから手が付けられなくなります。まずは、取りかかるときの意識改革が大事です。そこでまず、Fさんは食卓近くにある戸棚の中にある書類の整理に取りかかることにしました。そこでガイドがアドバイスしたのは次の2点です。
- 要るモノ、要らないモノに分ける
- この場所にしまうモノ、他に移すモノに分ける
分ける作業を進めていくと、そこにしまいたいモノだけに絞り込まれていくので、それにつれて収納の目的もはっきりとしてきます。そうなれば、「出し入れしやすくしまうには?」という前向きな発想が生まれて、しまい方やしまう入れ物にも気を配れるようになります。今回のしまうポイントは次の2点です。
- 棚ごとにしまうモノを決める
- 入れ物でしまうモノの種類を分ける
嬉しい効果
食卓近くの戸棚から始まったお片付けですが、他の場所まで嬉しい波及効果がありました。Fさん宅のオープンキッチンには、目の前にキャビネットを置いていて、料理本などをしまうには重宝な収納です。ここも食卓近くの収納と同様で、便利なだけに次々としまいたくなります。そんな気持ちを抑えて、そこに年間購入のお米をストックすることにしたそうです。
家族写真とともに、お米がしまわれている様子は微笑ましい限り。柔軟な発想あってこそのしまい方ですし、Fさん宅ならではの収納だと言えますね。
どこに何をしまいたいかが最優先。これをしまわなければいけないという、固定観念を取り去ることも大事です。1カ所からスタートしたお片付けでしたけれど、やってみれば意外と簡単。コツが掴めると、さらによい方法が自然と分かってしまうという実例です。
皆さんも気になる1カ所から片付けてみませんか?基本ステップを参考にして、さあ始めましょう!