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青山学院初等部(2ページ目)

慶應義塾幼稚舎と同じく2009年、創立135周年を迎えた青山学院初等部。男女とも受験実質倍率約4倍だがハードルは高い。学びの特徴、願書配布時期、受験傾向、学費までを徹底紹介。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

宿泊学習の充実ぶりも学びの特色

体験活動として宿泊学習が充実しているのも、青山学院初等部の教育の特徴。1年生は清里にて2泊3日の「なかよしキャンプ」、2年生は館山にて「農漁村の生活」として春に1泊2日、秋に2泊3日など各学年に宿泊行事があります。

こうした教育に適応する子どもとして、まず家庭がキリスト教精神による教育を理解し、共感していることが求められます。その上で、他人との競争よりも自分の目標に向かって努力できる子ども、自主性ある子どもが求められます。

学校は保護者との連携を重視しており、保護者によるボランティア活動なども行われています。たとえば給食配膳支援、図書整理、水泳指導補助、各学校行事など。保護者のためのクリスマス礼拝もあります。

青山学院初等部の願書配布時期

2009年9月1日火曜日から。

青山学院初等部、受験(入試)内容とその狙い

入試は2日間にわたって実施。入試日は学校から指定されますが、2日間連続とは限らず、間があく場合もあります。2009年度入試は11月1日~5日のうち2日間。入試内容の種類が「ペーパーがない」など、慶應義塾幼稚舎と重なることから両校を志願する家庭も多いのも事実です。青山学院は入試日が2日間を要するため、他校との併願が難しいといわれており、志望校選びは慎重を要します(ちなみに月齢考慮もあります)。

入試の内容(月齢考慮あり)は、行動観察、運動、個別(制作)、面接(保護者のみ。5分程度)。行動観察では自由遊びなどにより子どもの素の状態を確かめます。自己紹介などもさせられるので、人前で話す力やコミュニケーション能力が必要。おやつの用意やゴミの分別など、生活習慣・しつけも確かめられます。運動はボール遊び、制作は絵画、個別では積み木、話の記憶などが試されます。

定員男女各44名(青山学院幼稚園からの内部進学者男女20名ずつを除く)に対し、志願者数は例年400名~460名。倍率は男女とも4倍前後となっています。

2008年より初等部長が飛田(とびた)浩昭先生に代わり、学校説明会の内容や親子のためのオープンスクールなど、多くの情報がオープンになってきています。今後もこの傾向が続くものと見られ、注目されます。

青山学院初等部の学費

・入学金      300,000円
・授業料      750,000円
・施設設備費   250,000円
・保険料        4,000円
・冷暖房料     12.000円
・後援会入会金  12,000円
・後援会費      20,000円
・旅行積立金    40,000円
・給食費       75,000円 
・初年度学費合計  1,463,000円

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