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青山学院初等部

慶應義塾幼稚舎と同じく2009年、創立135周年を迎えた青山学院初等部。男女とも受験実質倍率約4倍だがハードルは高い。学びの特徴、願書配布時期、受験傾向、学費までを徹底紹介。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

青山学院初等部、建学の精神

系列として、青山学院中等部・高等部などがある。高等部の8割が青山学院大学、その他2割は難関大学などへ進学

系列として、青山学院中等部・高等部などがある。高等部の8割が青山学院大学、その他2割は難関大学などへ進学

慶應義塾幼稚舎と同じく2009年、創立135周年を迎えた青山学院初等部はキリスト教プロテスタントの学校で、建学の精神は「『神を知り』『神を信じ』『神の愛に応える』人格の育成」。その教育の基本方針として、「キリスト教信仰にもとづく教育をめざし、神の前に真実に生き、真理を謙虚に追求し、愛と奉仕の精神をもって、すべての人と社会とに対する責任を進んで果たす人間の形成を目標とする」ことを掲げています。

系列校として、青山学院幼稚園、青山学院中等部・高等部、青山学院女子短期大学、青山学院大学があります。高等部の生徒の約8割が青山学院大学へ進み、その他の2割は、東大をはじめとする難関国立大学や慶應、早稲田、国公立・私立大医学部へと進学。

青山学院初等部には通知表がない

初等部教育では特に「感じる心」「考える力」「行動する活力」の育成に取り組んでおり、子ども一人ひとりが萎縮せず、のびのびと学べる環境がつくられています。具体的な教育の特色としては通知表がなく、「成長の記録」として個に応じた評価を徹底。これはスモールステップによる目標設定で自分のペースに合わせ、自身の課題に取り組むシステムです。「過去の自分と比べてどれだけ進歩したか」を本人や家庭にはっきりと伝え、意欲を養います。

個に応じた指導をさらに推し進めるため、2006年より1クラス32人学級を開始。国語・算数・社会・生活は4~5グループに分け、少人数指導も取り入れています。4年生以上はCALL教室を活用した総合的英語学習を実施。2007年に完成した新校舎では教室がオープンスペースとなっており、青学の校風でもある、のびのび・自由をさらに活性化する空間となっています。

内実の伴った教育を重視し、理科・音楽・体育・図工・宗教などの教科は専科教員が担当。英語も専科教員により1年生から実施しています。カリキュラムに「読書」「コンピュータ」(ともに専科教員が担当)の時間が組み込まれているのも特色として挙げられるでしょう。

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