はじめに

行政書士試験では、40字の記述が出題されます。平成18年に試験制度が変わってから、毎年、行政法1問・民法2問の記述式問題が出題されています。受験生の中には、この記述が苦手な方が多いのです。そこで、今回は、行政法の記述対策についてお話をしたいと思います。

行政法記述のパターン化

苦手を克服するための方策として、解き方をパターン化する方法があります。解き方を確立させることで、不安感を減少させることができるのです。また、数段階に解き方を分けるようにパターン化すれば、どのレベルに弱点があるかの発見などにも役立ちます。

では、記述問題を解くにあたり、どのようにパターン化すればいいでしょうか。大きくわけると3つの過程に分けることができると思います。まず、1、問題文の把握をすること(「論点抽出」)。次に、2、キーワードを書きだすこと(「答案構成」)。最後に、3、問いに答えるように記述すること(「記述」)。

何も目新しいことを言っているわけではありません。多くの人はこの順番で解いているとは思います。しかし、これらを意識しながら、普段から勉強している人は多くないと思います。

行政法記述式の過去問分析

行政書士試験に受かるため勉強ですから、過去問の検討をしなければなりませ ん。過去問は、財団法人行政書士試験研究センターのホームページから入手することができます。
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行政法の記述は満点を目指さないといけません。


行政法の過去問を分析すると、出題傾向は、大きく二つに分けることができま す。ひとつは、「~と呼ばれ、~こと。」のように、名称とその内容を答えさせる、定義型問題。もう一つは、「~を被告として、~訴訟を提起する。」のような、事案に適った訴訟を選ばせる、訴訟選択型の問題です。その他に、条文の一部(要件)を書かせる問題も出題されています。

ご注意頂きたいのは、多くの場合、本試験は過去の択一試験をもとに作成され ているということです。記述式の勉強は、択一試験の出題範囲を超えて、特別な勉強しなければならないわけではありません。ただ、択一と違い、正確な知識の暗記が要求されるのです。要求されているのは、基礎的な知識です。