真実の理由で嘘の結果を隠す
人物が怪しいと、言ってることも怪しく聞こえます
村人はあなたが占った結果によってあなたが本物か偽物かを判断するでしょうか。論理的に矛盾した結果を言ってさえいなければ、実は必ずしも占い結果によってあなた自身の信用は左右されません。多くの場合は、むしろ逆なんですね。あなたが本物であると判断すれば占い結果も信じますし、あなたが偽物っぽいと思われれば、占い結果も信じてはもらえません。
それを判断する大きな材料が、占う理由なんです。本物の占い師は、人狼を当てたいですよね、見事当てればヒーローです。ですから真剣に誰を占うか考えます。でも、狂人や人狼は別に人狼を当てようとは思っていません。ですから、村人側に立って誰を占うか吟味しない、なんなら咄嗟に適当な人を指さします。そうすると「なんでこの人を占ったんですか?」と聞かれた時にしっかりした受け答えができず怪しまれます。
偽の占い師となって嘘をつく時は、村人に有益である「この人を占う理由」を真剣に考えることで、村人からの信頼を勝ち取るというのが非常に有効です。村人から信頼を得てしまえば、黒を白と言ってみても通るのです。
人狼の嘘を失敗させる方法
逆転裁判やダンガンロンパのような、推理と疑惑で満ちたドキドキの世界を体験してください!(イラスト 橋本モチチ)
じゃあ、それがやりにくいように村人は動くべきです。まず、狂人や人狼が自分のタイミングで「実は私は占い師なんです」と言い難い状況を作りましょう。具体的には「占い師の方は、人狼を占って当てた場合のみ、1、2、3のタイミングで手を上げてください」というようなことを言います。みんなの了解がとれたら、そこから間髪いれずに「1、2、3、どうぞ!」とやると、まず狂人や人狼同士で手を挙げてしまう事故が起きやすくなります、かつ、よほど準備してない限り、短い間に矛盾の無いストーリーと、妥当な占いの理由を作ることが難しく、かつ、上記の3点から、そもそも手を挙げにくくなります。
その後も、「では1日目の占った相手を1、2、3で指さしてください」というような形で、ゆっくり考える時間を与えずに情報をひきだすことで、ほころびを探すことができます。当然、何故その人を占ったのかも、詳しく問いただすと良いでしょう。狂人や人狼が自由に振る舞うことができないように追い込んだ上で、それぞれの主張の矛盾やいい加減なところをついていくと、誰が怪しいかが見えてきます。
というわけで、「人狼の失敗しない嘘のつき方 初級編」いかがだったでしょうか。これを読んで嘘をついてみたくなりましたら、ぜひ試してみてください。最近では人狼を遊ぶイベント的な場所も大分増えてきましたので、プレイしたことがないという方も、機会がありましたら挑戦してみてください。ここまで色々お話しましたが、1番のコツは、経験を重ねることでもあります。
次回は、人狼の失敗しない嘘のつき方 上級編をお話してみたいと思います。
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