VW(フォルクスワーゲン)/ポロ

VWにポロBlueGT、ザ・ビートル・ターボが新登場(3ページ目)

コンパクトカーのお手本的存在であるポロに、燃費と走りを磨いた「BlueGT」を追加設定。さらに、あのビートルに圧倒的な走りを与えた「ザ・ビートル・ターボ」が登場。その速さと魅力とは?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


速いビートルという選択肢

ザ・ビートル・ターボ・フロント

全長4270×全幅1815×全高1495mm。前後バンパーや「Coolsterパッケージ」に用意されるLED付バイキセノンヘッドライトが印象的


現行型は「ザ・ビートル」と呼ばれているが、まぁビートルといえば見た目に惹かれてファッションで乗るクルマで、それほど速くなくてもいいのでは? と思っていた。だが、こうした大方が抱くイメージを変える狙いもあって、追加された「ザ・ビートル・ターボ」は、乗ってみるとなるほど速い。いや、驚くほど速い。

それもそのはずで、パワートレーンは先代のゴルフGTIと同じ、211psに6速DSGの組み合わせだから、腕のあるドライバーならば、ステータスだけで乗っている祖先を辿れば重ならなくもないポルシェ911だって、容易に抜き去ることができるだろう。

ハイパワーを支える足元は235/45R18タイヤで、専用18インチホイールからのぞくレッドブレーキキャリパーもスポーティモデルらしさ十分だ。

見た目もスポーティ

ザ・ビートル・ターボ・リヤ

ボディ同色のリヤディフューザーからのぞくクロームデュアルエキゾーストパイプや専用18インチアルミホイール、ドアミラー、サイドスカートダークティンテッドガラス、リヤスポイラーなどがNAエンジン搭載のザ・ビートルとの識別点


見た目も大切で、乗る前から速さを予感させる。とくにリヤビューは大きなリヤスポイラーやクロームデュアルエキゾーストパイプ、ボディ同色のディフューザーなどにより、後続車にただ者ではない印象を与えるはずだし、それでも不足ならば「Coolsterパッケージ」のLED付バイキセノンヘッドライトが高性能ぶりを発散する。

ザ・ビートル・ターボ・インパネ

NAエンジンのザ・ビートルと基本的な作りは変わらないが、アルミ調スポーツペダルや「Coolsterパッケージ」なら3連メーターも追加される


インテリアも従来のポップさよりも、アルミ調スポーツペダルやスマートエントリー&スターターシステムでスポーティな雰囲気が漂い、さらに「Coolsterパッケージ」を選べば油温計/ストップウォッチ/ブースト計からなる3連メーターまで付いてくる。

実用性はもちろん、速さだってゴルフTSIハイラインを選んでおけば何ら不足はないはずだが、「ザ・ビートル」のあのスタイリングで速いなんてVWの商品企画は予想を超えている。「遊び心のある速いモデル」といえば、MINIの「Cooper S」などがあるが、MINIの例からいっても、「ザ・ビートル・ターボ」がブランドイメージを引き上げてくれる可能性大だ。なお、気になる価格は348万円で、「Coolsterパッケージ」は21万円で用意される。

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