テクノポップ/アーティストインタヴュー

Cosmo-Shikiの宇宙テクノ(2ページ目)

Divitronのメンバー、そしてBeat Surfersからソロとしてもデビュー作『BLEEP UFO』を10月23日にリリースのCosmo-Shiki(=コスモさん)。実はコテコテの大阪育ち。たこ焼き屋事件に始まり、ルーツとなる「POPベティハウス」などについて語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Divitron

ガイド:
Cosmo-Shiki以外にもDivitronのメンバーとしても活動されていると理解しますが、これら二つの活動はどのように使い分けているのですか?

コスモ:
長年一人で活動していますとバンドがやりたくなる、バンドで活動していると一人でやりたくなる。皆様も良く知ってる菊正宗のCM理論と一緒ですね。

Divitronは約2年半前に結成したバンドなのですが、私の好きなギタリストの一人のサンノヘシゲカズさん(cruyff in the bedroom)とベーシストの松島さん(LAB.THE BASEMENT)とで何か一緒に面白い事が出来ないものかと高円寺のモツ鍋屋でシャトーマルゴーを何本も……。

音楽的な違いとしましては曲製作時、普段よりも音数を減らし、バンドの持つ肉体性と打ち込みによる精神性のバランスを考えながら綿密なリハーサルを繰り返しさらにまた再構築して… と言うと大げさですが、まぁ基本的に出来たラフ曲をメンバーに渡してバンドアレンジして貰うという、なんというか、案外普通なやり方です。

個人的な違いとしてDivitronは英詩の歌詞であったりジャンルでいえば洋楽ニューウェイブ、オルタナティブ、曲によってはシューゲイズした楽曲であったりCosmo-Shikiの曲とは自然と似て非なるものになるのですが、バンドマジックとでも言いましょうか、私に取ってもの凄く刺激的なバンドです。

宇宙の数式とは一体なんぞや?

ガイド:
Cosmo-Shikiというのは、何か由緒正しい名前の由来があるのでしょうか? 最初のシングルは「宇宙式」、ブログのタイトルは、「COSMOーブログ式」…「式」にこだわりがあるように見えます。

コスモ:
cosmo-shikilive

Cosmo-Shiki Live

式と言えば「ねじ式」「百式」が一世を風靡しましたがCosmo-Shikiと言うユニット名は立ち上げ当初、ミニアルバムのタイトルだったんです。その後のライヴとCD発売が決まっていまして、ユニット名を決めなきゃという時に、正直、何にも思いつかなかったんですね。

で、そのままアルバム名の「宇宙式」からCosmo-Shikiと命名致しました。「式」というのにはこだわりというか、そのままなんですが宇宙の数式とは一体なんぞや?という真理にも近い概念を当時は音楽や歌で表そうとしていたんでしょうか? 数式や宇宙という永遠に続く神秘性に魅せられていたんです。今思えばちょっと、どうかしていたんだと思います。はい……。

 

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