テクノポップ/アーティストインタヴュー

Cosmo-Shikiの宇宙テクノ

Divitronのメンバー、そしてBeat Surfersからソロとしてもデビュー作『BLEEP UFO』を10月23日にリリースのCosmo-Shiki(=コスモさん)。実はコテコテの大阪育ち。たこ焼き屋事件に始まり、ルーツとなる「POPベティハウス」などについて語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

cosmo-shikilive

Cosmo-Shiki Live

三浦俊一さん(元P-MODEL、ケラ&ザ・シンセサイザーズ)が主宰するBeat Surfersのアーティストは、一括りにできません。今回、登場するのは、Cosmo-Shikiこと清水良行(コスモ)さん。お化粧が生えるヴィジュアルからは意外とも思える、コテコテの大阪人的トークと音のSF的世界!

 

アメ村たこ焼き屋事件

ガイド:
先日は、10月3日にあった大阪のデンシコンでお会いしましたが、お疲れ様でした。Cosmo-Shikiさん、それとも清水良行さんと呼んだら良いのでしょうか?

コスモ:
新人のCosmo-Shikiです!今日は宜しくお願い致します!

呼び名は普段皆様には「よしゆき」「よしゆきさん」の愛称で呼んで頂いております。三浦さんには「おい、コスモ!」と呼んで頂いてまして割と気に入っております。

ガイド:
ライヴトークでは、大阪のたこ焼き屋さんにいっぱい取られた話をしていましたが、ちょっと怖い化粧をしながらも、(たこ焼き屋さんのボケを狙った質問に)真面目に答える話を聞いて、好感度が上がりました(笑)。

コスモ:
有難う御座います。やはり大阪の人間なので、MCではひとボケひとツッコミくらいないと不安になってしまうんですかね……。

特にネタを考えている訳でもないので、その時思った事を考えも無しに喋っているだけなのですが、たこ焼き屋さんの件はさすがに大阪ならではのエピソードでした。この件は今思い出しても、なんであそこで「しらんがな!!」の言葉が出て来なかったのか、今でも夢にうなされています……。

【アメ村たこ焼き屋事件解説】
大阪はミナミのアメリカ村三角公園の一角にあるたこ焼き屋さんに行った時、店員のお兄ちゃんがおもむろにアンメルツヨコヨコを手に持ち首に塗るそぶりを見せながら「これ塗ったら治るかな?」と開口一番に聞いてきまして、戸惑った私の口から発した言葉が「お、お風呂上がりに塗ると良いと思いますよ」だったんですけど、お店の兄ちゃんが「ふ~ん…さっ何しましょ!」と切り返した所でもの凄い違和感に襲われたんです。兄ちゃんがたこを焼いてる間中ずっと考えていたのですが、そのたこ焼き屋の店名が「しらんがな!!」だったんです。

で、あ!もしかして、この人ボケたんと違うかしら?と思いおそるおそる「あの、さっきのもしかして、しらんがな!!って言えば良かったん?」と聞いたんです。そしたらお兄ちゃんが軽く頷いて「うん、でも真面目に答えてくれてめっちゃ嬉しかったで!」とニヒルな笑顔で親指を立てたんです……。

私は現在東京在住なのですが、この様な会話のキャッチボールはこちらでは中々出逢えないものですから、お兄ちゃんの投げた甘いド直球を完全に空ぶった結果になりとても悔しいです。

次回大阪に行った際には必ずリベンジします。とは言うものの、大阪に帰って来たなぁと感じましたね。

ガイド:
大阪育ちなんですよね。音楽を始めて、上京というパターンなのでしょうか?

コスモ:

生まれは富山、育ちは大阪のハイブリットです。

大阪時代は音楽活動の傍ら、淀川産ブランドの川砂卸会社の社員として営業・販売をしていましたが、音楽的な機会があり今からちょうど10年前に上京致しました。その後色々あり5年程前からCosmo-Shikiを一人立ち上げ、現在はテクノ家内工業でひっそりと暮らしております。

 

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