話を整理して聞く
一度聞いた話は、整理をして確認しながら聞きます。そのためにメモは欠かせません。いつ、どこで、だれが、なにをどうしたのか(5W1H)、できるだけ具体的にわかるように整理します。事実と、気持ちを分けて書きましょう。気持ちを聞くこと、感情を聞くことは加害者の内省につながると思います。話してくれたことに感謝する
いじめたことの罪は罪として、正直に話してくれたことには感謝しましょう。自分のいじめ行為を話すのはとても勇気のいることです。「話してよかった」と思ってもらえる終わり方ができるとよいと思います。最後には「一緒に罪の償い方を考えよう」「君の将来のためにも、取り返しのつかなくなる前に早くわかってよかったんだよ」などと伝えましょう。注意点
基本的には一対一です。多くても、せいぜい子供一人に対して大人二人で聞きましょう。一人が責める発言をしたら、もう一人はフォローにまわります。その他、してはいけないことをご紹介いたします。
- 精神的に追い詰める、将来をつぶすような罰を提示する(指導的処罰は別)
- 飲食をさせず、トイレや休憩もはさまず長時間聴取する
- 最初から責め立てる
- 「あなたたちは悪くない」と擁護するようなことをいう
- 話の途中で「そうじゃないでしょ」と口をはさむ
- 「こうしたんじゃないか」などと憶測をしたり、話の内容を誘導する
- 数人から一度に話を聞き、リーダー各や弁の立つものに代表で話させる
- 当人たちが話した内容を裏付けもなく鵜呑みにする
- メモも取らず聞きっぱなしにする
いじめを話してくれたことには感謝を示しましょう