カニの町“香住”の宿
冬の味覚の王者。カニ。「とにかくカニが食べたい!」と思いたったならば、訪ねてほしい民宿があります。
その宿がある港町は、荒ぶる日本海を望む山陰海岸の港町“香住(かすみ)”。カニ目当ての観光客で賑わう旅館や民宿の激戦区です。
「潮風香る 民宿 せきのや」は、イキのいい若主人が包丁を握る8室の宿。さあ、ご案内しましょう。
センスが光る!手作りリノベ宿
「せきのや」があるのは香住湾を囲む波止道沿い。夏の夜の水平線には漁火が灯ります。玄関をくぐると民宿らしからぬ重低音のジャズが流れ、飾られた生花も鮮やか。
建物自体は一般的な民宿のつくり。真新しいわけではありませんが、館内は都会的な臭いがします。
なんでも若主人はDIYの名人らしく、玄関のスピーカーをはじめ宿の設えも出来るものは作ってしまうそう。
次に来るときは何が変わっているか楽しみにもなります。
潮騒がBGM
客室はシンプルな和室が8室。眠るときには風と波の音が心地良いBGMとなりますよ。宿名の「潮風香る」にも頷けます。水回りやトイレは基本的に共用ですがご心配なく。こちらも綺麗に修繕されています。食事は1階の食事処でいただきますが、人数に応じて部屋食の場合もあるそう。予約時に確認してみるといいですね。
本当に民宿? 豪華デザイナーズバス
特筆すべきは、2008年にリニューアルをした内風呂。地元出身のデザイナーと一緒に作ったという力作です。カランやシャワーも機能的で、民宿とは思えないほどの凝った造り。
平日の夜間(20時~23時10分)であれば貸切ることも出来るので、優雅なバスタイムが楽しめます。
次のページではお待ちかねのカニ三昧!