ジョッターの良さは、メモやノートのように表紙がなく、真っさらな紙面が常にスタンバイ状態になっているところ。スピーディに書きとめるという点で、とても優れたツールだ。これまでジョッターというと名刺サイズなど、どちらかというと手の平サイズが一般的だった。
このアッシュフォードのものは、A4サイズ。大きくなったことでジョッターとしての機能にも広がりが生まれている。
アッシュフォード ローファージョッター A4 9,500円+Tax。
(レッドの他にブラックとブラウンもある)
まるで大人の画板のよう
大きくなったとは言え、基本的な使い方はこれまでのジョッターと同じ。A4のコピー用紙をおもて面にセットしてみる。ジョッターはボードの四隅に三角の留め具があり、そこにさしこんでいく。A4ということでミスコピー用紙の再利用にもよさそうだ。セットしてみると、ジョッターというよりも、まるでクリップボードのようだ。しかし、クリップボードと大きく違うのは、クリップ部分がないので、限りなくフラットであるところ。鞄などにもスムーズに入れることができる。しかも、紙の四隅をしっかりと固定してくれているので、外で使う時に風が吹いてもへっちゃらだ。
ある程度の厚み、そして硬さがあるので立ったままでの筆記もしやすい。
紙を4カ所、厳密に言うと上のペンホルダーもあるので5カ所でガッチリホールドしてくれる
こうしてA4のコピー用紙をセットしてみると、じっくりと腰をすえてアイデアを発想してみたくなる。手の平サイズのジョッターだと、どうしても紙面に限りがあるので、アイデアのキーワードだけになりがちだった。でも、この大きな紙面なら1つのアイデアを起点に色々とふくらませていきやすい気がする。
太軸のラミー2000もピタリとセットできるペンホルダー
予め3~4枚の紙をジョッターにセットして書き終わったら、裏面に備え付けられているポケットに収納していく。このポケットの作り込みもなかなかいい。手の平サイズのジョッターはいわゆるポケットスタイルだが、これは右上の留め具をパチンパチンとはずせば、クリアファイルのように2辺が大きく開く。紙の出し入れがとてもしやすい。
大きく開放する収納ポケット。ボタンが2つあるので、書類が誤ってすべり落ちるということはまずなさそう。
収納ポケットのボタンをよくよく見ると、ご丁寧にボタンの表面にまで革を覆わせている。
さぁアイデアを考えようという時に、このジョッターに数枚のコピー用紙とペンをセットしてカフェに行って取り組む。画板スタイルなので、椅子にゆったりと体を預けて、膝の上にジョッターを置き、リラックスしながらアイデアを練ることができる。
カフェでアイデアを発想する、という時に最適なアイテムだ
*アッシュフォード