3.6キロメートルの城壁に囲まれた世界遺産、ヴィスビーの町

otlandvisby1

バルト海に浮かぶ世界遺産、ハンザ同盟都市ヴィスビーの町、教会の廃墟が歴史を物語る

バルト海に浮かぶ、スウェーデン最大の島であるゴットランド島にあるのが、世界遺産のハンザ同盟都市ヴィスビーです。一部を除き、ほぼ輪状につながっている城壁の中に一歩足を踏み入れると、そこは中世の時代。教会や教会の廃墟、遺跡、中世の面影を色濃く残す建物が数多く残っています。ここでは、そんなヴィスビーの町の見所、観光スポットを紹介します。ヴィスビーへのアクセス方法など基本情報はスウェーデンの世界遺産 ハンザ同盟都市ヴィスビーを。

こちらの記事もあわせてどうぞ>>>スウェーデンの世界遺産ストックホルム周辺の世界遺産映画「魔女の宅急便」の町を歩こう

ヴィスビーの町の中心、大広場(Stora Torget)

Stortorgetvisby

ヴィスビーの町の中心にある大広場、マーケットが建ち並び観光客で賑わいます

ヴィスビーの城壁内で中心にあるのが、大広場です。フェリーでゴットランド島を訪れた場合、発着所から大広場までは歩いて15~20分ほど。ヴィスビーの観光の中心となる城壁内は、それほど広くないので、この大広場を起点として回るとわかりやすいと思います。フェリーを降りてすぐのところや町の中に観光案内所がありますので、町の地図と情報を手にいれるとよいでしょう。

一度城壁の中に足を踏み入れると、中世の面影を色濃く残した多くの建物が目に入ってきます。大広場までの道のりや大広場周辺には、多くのレストランやカフェ、お土産物屋さんなどが並んでいますし、大広場では民芸品などの露店も多く出ていて観光客でにぎわっています。

唯一の現役の教会、サンタ・マリア大聖堂(S.ta Maria Domkyrkan)

Mariakyskanvisby

右手がヴィスビー大聖堂、大聖堂のそばの階段を上った高台の光景は絶景です

サンタ・マリア大聖堂(S:ta Maria domkyrkan)はヴィスビー大聖堂とも呼ばれ、数多くあったヴィスビーの教会の中で唯一現役の教会として残っています。この大聖堂は1225年にドイツ人の商人たちの教会として建てられました。
 
大広場の方から大聖堂に向かうと、大聖堂の敷地内に入り右手に階段が見つかるはずです。その階段を上った高台からのヴィスビーの眺めは絶景です。大聖堂まできたら、ぜひ、この階段を上り、オレンジ色の屋根の建物の中にぽつぽつと見える教会の廃墟、遠くに見えるバルト海という何とも言えないすばらしい光景を見てほしいと思います。

<DATA>
■Visby domkyrkan
開館時間:毎日10:00~17:00
入場無料

 

ヴィスビーの歴史を物語る数々の教会の廃墟

krukoruin

数多くある教会の廃墟の中でも最も大きく美しいと言われているカーリン教会の廃墟

大広場のすぐ横にあり見逃せないのが、サンタ・カーリン教会の廃墟(S:ta Karin Kyrkoruin)です。もともとはサンタ・カタリーナ教会と呼ばれていたので、サンタ・カタリーナ教会の廃墟(S:ta Katarina Kyrkoruin)と書かれている場合もあります。

中世の時代には、最低でも16の教会がヴィスビーにあったと言われています。その中で現在も使用されているのは前述のサンタ・マリア大聖堂(S.ta Maria Domkyrkan)のみで、13の教会の廃墟がヴィスビーに残っています。これらの教会の廃墟の中でも最も大きくて美しいと言われているこのカーリン教会の廃墟。フランシスコ会によって1233年に建てらたこの教会ですが、現存する廃墟はその当時のものではなく1400年代に建てられた建物です。

このカーリン教会の廃墟の他に、セント・ニコライ教会の廃墟(S:t Nikolai Kyrkoruin)やセント・クレメンス教会の廃墟 (S:t Clemens Kyrkoruin)、セント・ラーシュ教会の廃墟(S:t Lars Kyrkoruin)などがあります。これらの教会の廃墟は夏の間は自由に見学をすることができます。

<DATA>
■Ruinerna:St:Lars, Drotten, St:a Karin, S:t Gertrud, S:t Olof, S:t Clemens
開館時間:5~9月12:00~16:00(催し物が開催される場合は変更あり)、10~4月ゴットランド博物館にて100クローネで鍵を借りて個人で見学可能。鍵を借りる際に250クローネのデポジットが必要。