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スバルの次世代アイサイトは「曲がる」も制御!(3ページ目)

来年登場する新車に搭載すると発表したスバルの次世代「アイサイト」。次期レガシィとも推測できるが、従来の「走る」、「止まる」に加えて「曲がる」も制御するという。「ぶつからないクルマ?」はどう進化するのか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


プリクラッシュブレーキも強化

次世代アイサイトプリクラッシュブレーキ

プリクラッシュブレーキの作動は、先行車との相対速度30km/hから50km/hに速度域が拡大している


新しい「アイサイト」では、ステレオカメラの約40%の広角化、望遠化を実現しており、自動ブレーキの衝突回避もしくは軽減は従来の相対速度30km/hから約50km/hと向上。ボルボの「シティ・セーフティ」と同等の速度対応になったのも朗報だが、カメラ性能の向上で、歩行者などの横断者の認識もより早く、広くなっている。

クルマの影から飛び出してきた歩行者などを素早くキャッチすることで、衝突回避性能が向上することは、交通事故の約35%を占めるという対歩行者事故のリスクを減らすことにも当然ながら貢献するはずだ。

より自然なクルーズコントロールに

次世代アイサイト先行車ブレーキ認識

追従時でもとくに減速時のフィーリングもより自然なものにしているという


また、今回新たに先行車のブレーキランプを認識できるようになったことで、全車速追従機能付クルーズコントロールの作動時の減速制御が向上し、よりドライバーの感覚に近い自然な制御になったという。

従来の全車速追従機能付クルーズコントロールは、ドライバーの感覚によって異なるだろうが、私の感覚からすると結構直前まで止まらない印象で、時々不安になることもあったが、より自然な減速ができることはドライバーにとってうれしいのは間違いない。

さらに、車速追従機能付クルーズコントロールは望遠化、広角化により急な割り込みに対する性能が向上するだけでなく、ジャンクションなどのコーナーでも追従性を高めているそうだ。

次ページでは、その他の新機能について。
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