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スバルの次世代アイサイトは「曲がる」も制御!(4ページ目)

来年登場する新車に搭載すると発表したスバルの次世代「アイサイト」。次期レガシィとも推測できるが、従来の「走る」、「止まる」に加えて「曲がる」も制御するという。「ぶつからないクルマ?」はどう進化するのか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

誤発進抑制機能を後退時にも採用

次世代アイサイト誤発進抑制機能

AT車に装備される誤発進抑制機能は従来の前進時だけでなく、後退時のペダル踏み間違えにも対応。さらに後退時には速度リミッター機能も追加される


「ぶつからないクルマ?」でいえば、ATペダルの踏み間違えによるAT誤発進抑制制御に加えて、後退時にも対応。たとえば、バック時にコンビニに突っ込んでしまったり、2階以上の駐車場から落ちてしまったりするという事故が前進時だけでなく、後退時も防いでくれる。

さらに、後退時にはユーザーが設定できる走行速度上限機能も設けられている。つまり、後進速度リミッターだが、これによりラフなアクセル操作でも一定速度でバックできるわけだ。

ほかにも、先行車などの前方障害物と衝突の可能性が高いと判断すると、VDC(横滑り防止装置)の特性を変化させることで、ドライバーの衝突回避操舵をアシストする機能も搭載されている。

気になる値段と弱点克服は?

次世代アイサイト次期レガシィ

次世代アイサイトは来年登場の新型車に搭載され、価格は現在のアイサイト2と同程度。つまり次期レガシィからの搭載で10万円程度のオプションになるという


また、従来の「アイサイト」で指摘されている、雨天時や逆光時などの悪天候下での性能向上も図られており、気になる値段も従来と同じ10万円程度を目指しているというからこちらも朗報。

次世代「アイサイト」は、もちろん安全性向上が最大の狙いだが、こうした安全装備が満載されるとドライバーの慢心も心配になるし、自動運転というキーワードが飛び出すとなおさらだ。

しかし、スバルでは「ドライバーの責任による自動運転」を目指すとしており、交通事故を減らすスタンダードになりえる可能性を秘めているのは間違いない。
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