土地活用のノウハウ/空室対策・賃貸管理・老朽化

賃貸住宅経営最大の繁忙期にすべきこと.2(3ページ目)

入居希望者が最多の3月ですが、不動産会社を見極めないと最大のビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。募集図面の作成、インターネットへの物件掲載、賃料設定、入居条件などのチェックを怠らないようにしましょう。

谷崎 憲一

執筆者:谷崎 憲一

土地活用ガイド

あなたの物件を見直すよい機会に

あなたの物件のメリットは?
さらに、繁忙期である今、こんな感想をお持ちになっている大家さんも多いのではないでしょうか。

「どうも例年とは様子が違う。入居や退去のペースがにぶい……」。

そのとおりなのです。企業の転勤は少なくなり、また、「気分を変えたい」など、気軽な理由で住居を変える人も少なくなっています。そのためか、年々「最大の繁忙期」はその期間が短くなってきており、それに加えて、経済環境などの理由から、より低額な賃料を求めるニーズが高まっているのです。

危機を感じている大家さん、ぜひこれを機会に、ご自分の物件を見直してみてください。入居者や、お部屋探しをしている入居希望者の気持ちになって、あなたのアパート・マンションを訪問してみましょう。また、駅との間を歩いてみてください。

あなたの物件にはどんなメリットがあり、魅力があるでしょうか?

物件のまわりにはアピールポイントになるお洒落なカフェ、スーパーやクリニック、公園や公共施設などはありますか?

そして、近所の不動産会社やインターネットで競合物件も覗いてみてください。賃料や条件、アピールポイントなど、あなたの物件は他と比べてバランスが取れていますか?

それらのことをしっかりと熟知している大家さんこそが、効果の高い募集図面や広告づくりを的確に不動産会社へ指示できる大家さんです。そして、不動産会社と共にアイデアを出し合い、魅力的なキャンペーン企画などのさまざまな空室対策を練ることができる、デキる大家さんなのです。

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