洗濯干しは室内派が半数超

洗濯
不便に感じる家事の2位に挙がった「洗濯」だが……
不便を感じる家事ランキングの2位に挙がった「洗濯」。かくいうガイドも日々格闘していますが、小さい子供や育ちざかりの子供がいたら尚更です。乳幼児期は1日何回も着替えますし、泥んこ遊びやサッカーなどをする年齢になれば、泥だらけの洗濯物を他の家族と分けて洗濯しなければいけません。

これが洗濯機のある洗濯スペースと物干しスペースが離れていたりしたら大変! 特に一戸建ての場合、洗濯機が1階で物干しは日当たりのよい2階ベランダとなると、階段を何往復もしなければいけません。夜、乾いた洗濯物をまた1階の和室でたたむ……などといったら、また同じ動線を往復しなければいけませんね。

最近は働く女性の増加やライフスタイルの変化に伴って、室内干しをする家庭もふえてきました。パナホームの「家事に関する社内調査」によると、物干し場として屋外と室内を併用している家庭は今や半数に。また、積水ハウスが全国の共働き25~39歳男女に対して行った「家庭生活と住まいに関する調査2008」によると、共働き家庭では平日夜に洗濯する「夜洗濯派」が半数を超え(52%)、室内干しの割合も専業主婦家庭が15%であるのに対し、室内干しをする共働き家庭は倍以上の40%。しかもそのほとんどが、おそらく室内干しスペースが足りないためか、リビングや廊下などに仕方なく干している現実が浮かび上がります。
積水ハウス
積水ハウス「平日に洗濯する時間帯と、干す場所に関する調査」。夜洗濯する共働き家庭は、専業主婦家庭の3倍以上

こうしたことから、特に共働き家庭では「夜に洗濯しても、リビングなどにはみ出ない独立した物干しスペース」と、「室内干しを前提に通風性などを考慮した空間設計」が必要になることがわかります。どうしても室内干しは乾きにくく、長時間干していないといけないため部屋に湿気がこもってしまうからです。

洗濯した衣類をつるしてそのまま収納

オープンワードロープ
洗濯・干す・取り込む・収納が一か所でできるパナホームのオープンワードローブ。干した衣服はそのまま吊るして収納
積水ハウスでは上記調査結果を反映し、共働き家族の快適で充実した生活をサポートする住まい「トモイエ」を、昨年10月に発売。その「5つの法則」の第一に「スムーズな洗濯」を掲げ、洗う・干す・取り込む・収納するという一連の作業をまとめてできる「洗濯専用室」や、天候の変化や花粉の付着を心配しなくてもすむ「室内干しスペース」「屋根付きバルコニー」などを提案しています。

同社の研究機関である総合住宅研究所(京都府)では昨年、家事の中で最も不満度の高い「洗濯の室内干し」について独自の実験も実施。温度や湿度、乾かし方などの条件を変えながら、洗濯物が乾燥する推移を検証したところ、室内干しは除湿機を併用することで改善されることが分かり、同社の洗濯専用室には除湿機の設置も提案されています。

呼吸の道タワー
吹き抜けを上手に生かすと、室内干しでもしっかり洗濯物が乾燥できる(写真はパナホーム「呼吸の道タワーS循環タイプ」)
またパナホームの「家事楽」提案にもある、換気設備を併用した「カラッと室内干し」では、吹き抜け窓があると自然の原理で室内空気が換気排出されるという特性を生かして、室内干しの効率を高めています。また、洗濯・乾燥・収納を一か所にまとめ、洗濯した衣類をハンガーにつるしたまま乾燥・収納できる「オープンワードローブ」を設置。これと同じフロアにバスルーム、洗面、ランドリーを集約することでさらに家事効率を向上しています。

また住宅購入の予定がない人でも、片手でラクラク竿の引き出しができ、使わない時はスマートに収納できる「室内物干しルームハンガー」など、後から壁や天井に取り付けられる物干し金物類も日曜大工ショップなどであるので、活用してみてはいかがでしょう?

次ページではやはり家事を大きく左右する「家事ラク収納」についてみてみましょう。