建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

田園のコートハウス[CH-13](3ページ目)

隣が生産緑地のという立地。その畑に開くように中庭を配置したユニークな住宅です。構造材の杉がアラワになった室内は、まさに木造住宅。しかし、ただの木造ではありませんでした。

執筆者:川畑 博哉




室内と連続する中庭


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中庭
上/木の格子戸を閉めると中庭は室内と一体になる。中上/格子戸を開けると畑とひと続き。中下/2階のテラスから眺めた中庭。下/リビングは高床式。壁から張り出したL字の棚は腰掛けにもなる。足下は盛り上げた人研ぎ仕上げ。


ウッドデッキの中庭は、床面がリビングや書斎と連続しているので、全体を一室のように使う事も可能。内部の壁や天井の大部分は、柱や梁が剥き出しとなっています。外断熱とすることで壁の内部に断熱材を入れる必要がなく、このようなインテリアが可能になったのです。壁や天井の裏側が露出していると、柱や梁の具合が良く分かり、メンテナンスもしやすく、壁内部や天井裏の隠れたところで結露が起きたりすることがないと、良いことづくめなのです。

◆建築家プロフィールと建築データ


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