嫌悪施設
【けんおしせつ】それが身近に存在することについて、一般の人が嫌悪感や不快感、危険性などを感じるような施設・構造物・建築物を総称して「嫌悪施設」というが、感じ方の程度は一人ひとり異なるため、確定的な種類分けや線引きはできない。
また、それが立地するエリアの状況によっても異なるのであり、工場地帯に立地する工場を嫌悪施設と考える者はいないだろう。
住宅地における嫌悪施設には、ゴミ焼却場、火葬場、ガスタンク、下水処理場、火薬類貯蔵所、悪臭・騒音・振動などを発生させる工場、危険物を取り扱う工場、高圧線鉄塔、墓地、ガソリンスタンド、その他大気汚染や水質汚濁・土壌汚染の原因となる施設、住宅地のイメージを損なう施設などが該当する。
また、状況によっては大型車両の出入りが極めて多い倉庫や、バスの車両基地などを含めて考えるべきケースもある。
一般的に嫌悪施設の存在は不動産価格のマイナス要因となる。
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