様々な建築様式が入り混じり、独特の雰囲気のある寺院
■スポット名雍和宮
■おすすめのポイント
北京市で最も大きく、保存状態の最も良いチベット仏教、ゲルク派の寺院です。チベット仏教の寺院は、世界中でもそれ程多く建てられていませんから、希少価値を求めて訪れるといいのではないでしょうか。
雍和宮は、北京一で南北に約400メートル、面積約6万6400平方メートルの敷地に広がります。元々は、清の時代に第2代の皇帝を務めた康煕帝が、息子の胤禎のために1694年に建てた貝勒府でした。
胤禎は、1708年に和硯雍親王となり王府を再建した後は、雍親王府と呼ばれるようになりました。1723年には帝位を勝ち取り、雍正帝となるとこの地に特務機関を設置し、製作に反対する人々の取り締まりを行う警察のような機能を担いました。その3年後には王府の半分を行宮とし、残りをチベット仏教ゲルク派に与えたのです。
この頃から雍和宮の名でと呼ばれるようになりました。そして、1744年になると、乾隆帝がチベット族やモンゴル族に対して懐柔策をとったため、雍和宮はチベット仏教の寺院として、多くの信者が自由に訪れるようになったのです。
敷地内の建物は、漢民族、チベット民族、満州民族、モンゴル民族が固有していた建築様式が、入り混じり独特の雰囲気を醸し出しています。
■雍和宮
住所:北京市東城区雍和宮大街12号.
電話番号:86-10-6404-4499
営業時間:4月~10月 9:00~16:30、11月~3月 9:00~16:00
定休日:無休
料金:25元
HP:www.yonghegong.cn/
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