プロレス系ムーブはメンバーからの発案!
前回に続いてお送りする、WELOVEプロデューサーHIDE監督インタビュー。後編は一度見たら忘れられないあのパフォーマンスの秘密からうかがいます。左から、アイドル界屈指の運動能力を誇る北川ひかる、唯一のオリジナルメンバーで涙もろい熱血キャプテン・松井佑喜、ステージを明るく照らすポジティブキャラ・山下舞華。
――やっぱりWELOVEを見て最初に圧倒されるのは、あのプロレス技をベースとしたアクロバティックな技だと思うんですよ。
「ですよね。最初はもともと本人らもできたバック転とか側転くらいだったんですけど、去年の9月くらいからいろいろ技を開発するようになって。プロレス色が強くなったのは今年5月くらいからじゃないかなあ」
――特に、3人で回転する「人間プロペラ」とか呼ばれてる…。
「正式名称は『それゆけピーターパン』なんですけどね(笑)」
これが「それゆけピーターパン」。下動画の4:30あたりから見てもらえると凄さがわかると思います。
――そんなファンタジーな名称だったとは!
「最近はあれ他のアイドルさんとコラボして出来るんですよ。前に別のアイドルさんに乗ってもらって。ANNA☆Sさんとか琉球QT-BLUEさんに好評でした(笑)」
・2013年くる~アイドルWeLove(名古屋)に巻き込まれた琉球QT(沖縄)の悲劇 IN 札幌(動画)
――あとジャイアントスイングとかルチャリブレ系の技とか、WELOVEのライブは破天荒過ぎて最高なんですけど、アレはHIDEさんが薦めてるんですか?
「違います!(笑)。自分らで動画みつけてきて『これやりたいんですけど』って言ってくるんですよね。それで普通のスタジオだと危険な技もあったりするんで、総合格闘技の道場借りて練習したりしてます。あと脚立使ったりするのもヒントはプロレスだったりしますね」
――なんでまた彼女らもプロレスをヒントにしようと思ったんでしょう?
「これだけアイドルがいる中で、個性を出すって大変じゃないですか。当時ダイブするアイドルってだけで、しず風&絆さん・アリス十番さん・BiSさんっていたし、それよりインパクトある事を考えよう、とメンバーと話あったんです。とにかく他のアイドルさんが真似できないことをやってやろうと。あとはデビューシングル閃光アクションのPVを名古屋のプロレス団体スポルティーバさんに撮影からプロデュースまで協力していただいたり、プロレスを観戦させていただく中で色々ヒントがうまれました。」
――自然と名古屋プロレス界とも接近して。
「他のアイドルさん見てヒントを得ると、結局そのアイドルの真似になっちゃうんで、それならぜんぜん違うものから取ろうと。この前もDDTの両国大会とかメンバー皆で見に行ったりしたんですけど、プロレスはいろいろ勉強になりますね」
――ちなみに技の数って今いくつくらいですか?
「技は22個くらいあります。持ち歌はまだ6曲なんですけど(笑)」