ダービー制覇への道を駆け上っていく競走馬
■作品名優駿 ORACION(1988)
■監督
杉田成道
■主演
斉藤由貴、緒形直人、吉岡秀隆
■DVD販売元
フジテレビ
■おすすめの理由
1988年に公開された「優駿 ORACION」(ゆうしゅん おらしおん)は、宮本輝の小説「優駿」を本にした作品です。
240万人を動員する興行成績を残しました。
■あらすじ
北海道・静内の牧場主、渡海千造(緒形拳)と息子の博正(緒形直人)の夢は、ダービー制覇をする馬を育てること。
そして伝説の名馬の血をひく子馬が無事に生まれ「ORACION」と名付ける。
和具工業の社長の平八郎(仲代達矢)は、オラシオンを3千万円で買い、夢を託す。
大牧場に移され、本格的な調教を受けたオタシオンは怪我をしてしまうが奇跡的な回復をし、ダービー制覇への道を駆け上っていく……。
牧場主、馬主の親子を巡る葛藤や愛情、絆、人間と馬との間に通い合う深い愛情、夢と現実のギャップ、消え去らない希望……そんな心情がオラシオンの成長とともに丁寧に描かれています。
ダービー制覇を目指す競走馬と牧場主や馬主を巡る物語ですが、競馬映画ではありません。
緒形拳さんと直人さんの親子役も見どころです。
サラブレットの美しい馬体も印象に残る映画です。