80年代スキーを生活の一部と考えていた人たちにおすすめ
■作品名私をスキーへ連れてって
■監督
馬場康夫
■出演
三上博史、原田知世、ほか
■DVD販売元
ポニーキャニオン
■おすすめ理由
ブレザースーツにオイスターホワイトのステンカラーコートは80年代のサラリーマンの代名詞でした。スリーピーススーツなどは会社訪問の時だけ着ました。映画を製作したホイチョイプロダクションが1983年出版した『見栄講座』は面白く読みましたが、ベースは『メンズクラブ』であり『ポパイ』でした。
『私をスキーへ連れてって』は『極楽スキー』をベースにしています。丁度、会社員で草レースに毎週、車でスキー場の草レースにのめり込んでいた頃です。スキーを長く見せるために、ブーツのつま先に板を載せることは、『極楽スキー』を見てからか、見てやっぱりと確認したのか定かではありません。
現役デモンストレーターの吹き替えもあるようですが、三上博史の滑りはうまいです。初心者に近い池上優が横手山から万座へボーゲンで行くのは吹き替えのプロスキーヤーであることは分かりますが。
スキー人口は下降をたどっているようです。少なくともあの頃スキーに熱を上げていた私や周りの連中が滑らなくなったのですから。80年代にスキーを生活の一部と考えていた方は見て下さい。あの頃の彼方や彼が登場します。