映画/口コミでおすすめのSF映画(邦画)

南極に残されたわずかな人類「復活の日」

細菌兵器のために人類がほぼ滅亡した近未来で、わずかな人々が南極で生きのびるSF超大作。世界の終焉は愚かな人間の欲望の果てに訪れるのではないか、と感じさせるようなリアルで怖い物語です。南極ロケを実施し、撮影は1年、総制作費は32億円と言われる壮大なスケールで、見ごたえのある映画です。

投稿記事

人間の欲望の果てに訪れる世界の終焉がリアルな物語

■作品名
復活の日 (1980)

■監督
深作欣二

■主演
草刈正雄、オリヴィア・ハッセー、ジョージ・ケネディ、緒形拳

■DVD/Blu-ray発売元

角川映画

■おすすめの理由

細菌兵器のために人類がほぼ滅亡した近未来で、わずかな人々が南極で生きのびるSF超大作。

南極ロケを実施し、撮影は1年、総制作費は32億円とも言われている壮大なスケールの映画です。

■あらすじ
摂氏マイナス10度で増殖し、零度を超えると猛烈な毒性を発揮するウイルスM-88。

それが東ドイツの陸軍細菌研究所から盗まれる。

盗んだスパイがそのウイルスを持って、小型飛行機でアルプスを超えて逃走中に墜落。

その細菌は空中へとばらまかれてしまう。

中国ではアヒルの死体が川を埋めつくし、ソ連では羊が集団死、イタリアでは乳幼児が次々と意識不明に。

そして東京でも次々と人々が路上で倒れ死に至るという状況に。

そして南極に残った11ヶ国、863人の人々を残し、世界中の人類は死に絶えた……。


原作は小松左京の「復活の日」。

やっと生き延びられかと思われた南極も安住の地ではなく、さらにアメリカを襲う巨大地震により、その衝撃波を感知した対ソ連のミサイルが発射され、それにソ連の報復システムが作動し、南極の米軍基地を爆撃するという危機に……。

ドイツの細菌兵器といい、アメリカとソ連がお互いに設置したミサイルといい、世界終焉はこのような愚かな人間の欲望の果てに訪れるのではないか……と感じさせるようなリアルで怖い物語です。

人々が次々と死んでいき、世界が終わりに近づいて恐怖感と対比するような南極の映像は美しく、字幕も多いので、まるで洋画のようなスケール感で、見ごたえのある映画です。


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