分離課税と総合課税
【ぶんりかぜいとそうごうかぜい】1年間の所得をまとめた合計額に対して累進課税されるのが「総合課税」で、一定の取引により生じた所得に対して個別に課税されるのが「分離課税」である。
不動産の譲渡所得(売却益)は分離課税の対象だが、不動産の賃貸収入は総合課税となる。ただし、居住用財産の譲渡による損失については他の所得との損益通算が認められている。
分離課税の対象である所得は税務署からも把握されやすいため、余計な操作はあまり考えるべきではない。
「分離課税と総合課税」についての用語解説です。不動産の売却や賃貸で収入があったときには、分離課税と総合課税についてよく理解しておくことが大切です。(2017年改訂版、初出:2006年8月)