自動車保険の内容と補償額（運転者の限定）

自動車保険に加入している車を運転するのは誰か？　運転する人を決めてしまえば、保険料をグンと抑えることができます。

運転者の限定は主に3種類

基本の自動車保険は「保険に入っている車を誰が運転しても補償ＯＫ！」という状態になっています。これは保険として万全を期すためですが、もちろん制限を加えなければの話。ここに運手者限定、年齢条件などを加え、個々にぴったりの契約になるわけです。
運転者限定には「限定ナシ」「家族限定特約アリ」「本人・配偶者限定特約アリ」の主に3つがあります。なかには本人に限定できる保険会社もあります。

「限定ナシ」
家族、他人の別を問わず、誰がその車を運転しても事故の際は補償が受けられます（ここでは年齢条件を不問とします）。

「家族限定アリ」
運転する人を家族に限定してしまうものですが、ここで言う家族とは単なる血縁関係を指す言葉ではありません。家族とは以下の人を指します。

1. 記名被保険者
2. 記名被保険者の配偶者
3. 記名被保険者、またはその配偶者と同居の親族
4. 記名被保険者、またはその配偶者の別居の未婚の子供

上記は一般的な保険会社のもの。詳細は各保険会社にてご確認ください。

「別居の未婚の子供」ってどんな状態？

別居の未婚の子供とは、基本的に一人暮らしの学生や独身の方を指します。しかし保険会社によって別居の未婚の子の定義はばらばら。「記名被保険者と生計を共にする」→親が子供に仕送りしている状態、「過去に婚姻を結んでいない」→一度でも結婚経験がある人はＮＧ…などなど。実際に契約を結ぶ際にはこの範囲をよく確認しておきましょう。
さて、家族限定だけではそんなに保険料が変わらないかもしれません。これに次に紹介する年齢条件を組み合わせれば、安くなった！と実感できるはずです。