観光地じゃない、庶民派の町もロケ地に!
『THE JUON/呪怨』(2004年度作品)
米国人留学生(サラ・ミシェル・ゲラー)が、日本に滞在するアメリカ人一家の介護をするために訪れた家での恐怖体験。日本で大ヒットしたジャパニーズホラーのリメイクで、オリジナルも演出した清水崇監督がハリウッドデビューを果たしました。“呪怨”の怖さは日本という舞台あってこそ。と、監督が思ったのかわかりませんが、日本ロケを敢行! 代々木の商店街、新宿、浅草橋、銀座、京王線の車中などで撮影。観光地としての日本ではなく、わりと人々がフツーに生活している場所を選んでいるのが特徴ですね。主演のサラ・ミシェル・ゲラーは滞在中、銀座線がお気に入りでよく利用していたそうです。
監督: 清水崇
出演: サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ウィリアム・メイポーザー、クレア・デュヴァル、石橋凌、真木よう子ほか
『ラーメンガール』(2008年度作品)
恋人を追って日本にやってきたヒロイン(ブリタニー・マーフィ)が、彼氏にフラれ、失意の中、一杯のラーメンに救われたことがきっかけとなり、ラーメン修行に励む物語。日本映画にハリウッド女優が出演しているのかと思うほど、ジャパニーズカラーの強い作品です。撮影は東京の渋谷区神泉周辺、代々木公園でも目撃情報が多かったようですね。当時ラーメンは海外でそれほど一般的じゃなかったと思うのだけれど、今や来日するハリウッドスターの間では寿司を超える人気を誇るのがラーメン。時代がやっとこの映画に追いついたという感じ? 公開当時はあまり話題にならなかったけど、どっぷり日本ロケをして、セレブな女優がラーメン作りに精を出す珍作として、一見の価値ありです。
監督: ロバート・アラン・アッカーマン
出演: ブリタニー・マーフィ、西田敏行、余貴美子、パク・ソヒ、タミー・ブランチャード 、ガブリエル・マン、ダニエル・エヴァンス、岡本麗、前田健、石井トミコ、石橋蓮司 、山崎努ほか
※お次は、東京から離れて全国へ飛ぶハリウッド映画です。