「部屋に入ると照明が灯る」ようにシステムが起動

というわけで、顧客向けに用意されたデモカーを、大阪駅の新名所グランフロントに開設されたテスラ大阪ショールームで借り受けて、一日、京都ドライブを楽しんでみた。試乗車は、パフォーマンスという85kWhの仕様である。

テスラモデルS

フォーマンスはアルカンターラやカーボンを用いた豪華なインテリア

テスラモデルS

ドアノブがせり出した状態。軽くタッチするだけでドアが開く

日産リーフのときもそうだったけれど、EVだからといって、乗り方を教わるようじゃいけない、と思っている。もちろん、イケナイの主体は、ボクではなく、クルマの方だ。市販車である以上、“今の経験”をもとに、難なく動かせなければ失格である。

けれども、モデルSの場合、最低限の“新しい”情報だけは聴いておかなければ戸惑うことも確かだ。たとえば、乗り込み方。ただ、クルマに近寄っただけでは、どうやって開けたものか、まるで分からない。銀色のドアノブらしきものがあるけれども、ドア面とツライチ。さて……。

これは、スマートキーをもったドライバーがクルマに近寄ると、ドアノブがせり出してくる仕組みである。それに軽くタッチすればドアが開く。空力に優れるのみならず、安全性も高い。

テスラモデルS

ナビやオーディオ、車両情報の表示やブラウザーとしても使用できる、17インチタッチスクリーンを採用。USBポートも備える

T字型のコクピットは、とてもシンプルなもの。センターにタブレットのような操作盤を置いているのが特徴だ。メーターもユニーク。こうなると、フツウのハンドルが付いていることさえ、不思議に思えてくる。ちなみに、ステアリングコラムやパワーウィンドウレバー、コラムシフトレバーは見慣れたものだな、と思っていたら、パートナー契約を結ぶメルセデスベンツの純正部品であった。ちなみに、2013年のIAAフランクフルトショーには、テスラが開発を手伝ったBクラスのEVが登場している。

スマートキー保持者がシートに座ってベルトを締めると、自動的にシステムが起動する。部屋に入ると照明が灯る、というのと、それは同じ。

操作系がほぼすべてタブレットに集中しているので、そこで変更調整できることのあらましも指南してもらう。もっとも、聞きながら直感的にドンドン先走って操作できてしまうから、スマホやタブレットユーザーなら、マスターするのも早いはず。
テスラモデルS

ラゲージ容量は744.7リッター、分割可倒式リアシートを倒せば最大1645.2リッターに

テスラモデルS

ボンネットを開けると150.1リッターの容量をもつラゲージが