セクシュアルマイノリティ・同性愛/LGBT

日本でも同性婚はできなくはない!?(4ページ目)

2013年9月現在、日本国内ではまだ法的には同性同士の結婚は認められていません。なぜ同性婚は認められないのか。また同性婚を望む場合、どのような手段で愛するパートナーの権利や保証を守ることができるのか、わかりやすく解説していきます!

堀川 歩

執筆者:堀川 歩

同性愛ガイド

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発信していくことの大切さ

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みんなの幸せに繋がっている

人権の視点があることが大前提ですが、経済的効果の観点からも同時に訴えかけていくことが重要だと思います。既にNYでは昨年一年間で、同性婚が認められてからというもの、約8000組の同性カップルが結婚し、その経済効果は約200億円にものぼったという発表もあります。

そんな中でも最も、経済を押し上げる効果が高かったのは挙式関連費用で、同市で結婚した同性カップルの67%が市内5地区にあるホテルやレストラン、パーティー会場で披露宴を開いてたそうです。

国内においても既に、LGBTの方を対象にしたサービスや研修に力を入れている企業もあるので、行政、企業、国民の三者が一体となりこの問題に向き合っていくことで、新たな市場発掘や雇用創出の機会にも繋がっていくのではないでしょうか。

テレビの中の話、自分には関係のない出来事ではなく、「同性婚」という一つのテーマに対して、マイノリティの人もマジョリティの人も関係無く、みんなの幸せに繋がっている。そんな風に捉えてもらえると、問題としての認識も変わってくるのではないでしょうか。まだまだ道程は長いかもしれませんが、今私たちにできることは気づいている者から声をあげて発信していくこと。だからこそ、ひとりひとりの力が必要不可欠なのです。
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