自己分析より他己分析を重視しよう
社会人の先輩のアドバイスは大切に
一般的に、他人は相手を決まり切ったパターンでとらえがちであり、面接官は、本人にとってなじみのある評価を安易にくだしがちです。例えば小柄でおとなしい学生を見れば、「マジメで素直な印象だが、大胆さやタフさに欠けるのではないか」と思いがちだということです。外見が人に与える印象はあながち軽視できません。内面も外見通りであるということもよくあるわけです。一方、内に秘めた潜在的な能力や、本来本人が持っている才能は、外見だけでは見落とすことの方が多いため、ここで「コミュニケーション能力」が問われるようになります。
第一印象はコミュニケーションで補う
意外性をアピールしよう
たとえば、前述したような小柄でおとなしい第一印象を与えがちな人であれば、「過去の大胆な行動や決断」「自らのストレス耐性が伝わる過去の体験談」などのストーリーをしっかりと事前に準備し、面接時にその内容をうまく相手に伝える練習を積んでおくことが必要になります。
見栄えのいい会社よりモチベーションが上がる会社選びをしよう
自分が活躍できる会社を見つけたい
就活解禁まで3ヶ月あまりとなりましたが、学生は自分の進む道や適性について社会人の先輩たちからのヒアリングを始めることで、しっかりと他己分析をしてください。企業分析も大事ですが、その際は企業のパフォーマンスや業界の将来性のような話ばかりではなく、より深く自分の就労意識や適性、関心、そして仕事を続けるモチベーションや使命感、志とマッチングがいいかどうか、その辺りを掘り下げて考えてみるといいでしょう。そして一人で考えこまず、また同世代の友人とばかり話をするのでもなく、多くの社会人の先輩達と話をさせてもらうこと、これが一番です。今の時期、大事にしてほしいものです。