住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

住まいづくりは家族づくり、その間取りのポイントは

一戸建てもマンションも、住まいをとりまく環境の中の重要な要素のひとつとして、家族の動きがあります。どのような動きを考えて間取りに反映すれば良いか、考えていきましょう。

原田 正史

執筆者:原田 正史

思いやりの家づくりガイド

家族

よりよい家族をつくる住まいのレイアウトを考えていきましょう。

住まいにおけるもっとも多い基本の間取り

住まいを建てたいと思ったときに、まず何を考えるでしょうか。決まった形式はありません。多くの方々は家族構成により、それぞれ何部屋必要となるか、それに合わせて全体はどのくらいの広さが必要となるか、まずこのようなことを考えると思います。そして次に考えることはレイアウトでしょう。一番日当たりが良くて眺めのいい位置にリビングやダイニング、そしてキッチンを配置する例が多いと思います。そして和室は、リビングの横かあるいは独立した部屋として配置するか、おおよそこのようになるかと思います。
もっとも多いレイアウト

もっとも多いレイアウト

個室レイアウトの重要性

次によく考えていただきたいのが個室の配置です。個室と言うと、寝室、書斎、子供部屋などが考えられます。特に、子供部屋を個室にする場合にその配置が重要になります。それは子供の動きが、住まいにおける人間形成にとってとても大切な要素のひとつだからです。
たとえば子供部屋への動きを玄関から直接結んでしまいますと、学校や外から帰って来た時に、家族に「ただいま」と言わず顔を見ないで子供部屋に入ってしまうことも可能です。またお友達を連れてきても、黙って入ればそれが家族には分からないままになってしまいます。ある程度は子供に独立心や主体性を持たせることも大事ですが、まだまだ分別の判断が付きづらい段階からこの配置を検討する場合は、十分によく考えて決めた方がよいでしょう。
玄関から直接入れる子供室

玄関から直接入れる子供室


次のページで家族の絆を重要視した間取りをご紹介します。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます