インターネットを使いこなし快適なアイルランド旅行を
どの都市でもショップやカフェの集中するエリアではWi-Fiの使える場所が見つかる可能性が高い
旅の情報収集に欠かせないインターネット。旅行中も上手に使って快適な旅をしたいものですよね。ダブリンでは2013年のはじめからWi-Fiを無料で使える12カ所のホットスポットが登場しました。これまでもホテルやカフェ、レストランなどで使えるところを探すのはそれほど難しくはありませんでしたが、これらの施設を利用せずともWi-Fiを使えるようになったのは旅行者の方にとってもうれしいですよね。それではダブリンでのホットスポットと、地方のWi-Fi情報をご紹介いたします。
ダブリンを象徴するかわいらしいアイコンが目印
ダブリンの各エリアにちなんだユニークなアイコンと「Dublin Free WiFi」の文字がホットスポットの目印。アイコンはピクセルアーティストのCraig Robinsonさんによるもの
ダブリンでWi-Fiのホットスポットを探すのは簡単。道ごとにあるストリート名の看板のそばや建物の柱など、目の付きやすいところに「Dublin Free WiFi」という文字と各エリアにちなんだユニークなアイコンがモザイク画で表示されています。
ピクセルで表現されたモリー・マロン
たとえばWi-Fiネットワークが無料で提供されているエリアのひとつグラフトンストリートそばには、モリー・マロンという女性の像があるのですが、同エリアのホットスポット表示はこの像のモザイク画と「Dublin Free WiFi」という文字で表現されています。このように、エリアに関連のあるモザイク画が各ホットスポットのサインに使われているで、Wi-Fiを使うついでにそのモザイク画の表示と土地との関連性を考えてみるのも面白いかもしれません。
Wi-Fiが無料で提供されているのはダブリンの12のエリア。主に観光の際に訪れるエリアですと、オコンネルストリートプラザ、中央郵便局、テンプルバースクエア、メリオンスクエア、ヘンリーストリート、グラフトンストリートなどでしょうか。
こちらがグラフトンストリートそばにある実際のモリー・マロンの銅像
これらのエリアで「 GOWEX WiFi」というネットワークに接続し名前やユーザーネームの登録を済ませるとWi-Fiを使える仕組みになっています。
もちろん、ホテルやカフェ、レストランでも使えるところは多くあります。パスワードを設定している場合もありますが、こちらはレセプションやレジで尋ねれば快く教えてくれるはずです。またホテルはWi-Fiの利用が有料のところも一部にはありますが、日系の旅行会社が手配するようなある程度クラス感のあるホテルは無料のケースが多いでしょう。ホテル滞在中に無料でのWi-Fiの使用がマストな場合は、予約時に旅行会社に確認をとっておくことをおすすめします。
地方のWi-Fi事情
町中に点在するおしゃれなカフェがWi-Fiを提供していることが多いゴールウェイ
アイルランドの地方に行くと、ダブリンと同じく今風のカフェやレストラン、ホテルではWi-Fiが使える場所が多いのですが、なかには3つ星程度のホテルでもWi-Fiが使えない場合がありますので、インターネットなどで予約される場合は、設備欄をチェックし無料で使えるWi-Fiがあるかどうかを確認するといいでしょう。
コークの街
ただし、2013年の5月にシティセンターでホットスポットができたコークなどの都市をはじめ、地方のWi-Fi環境も徐々に整ってきつつあります。各都市では無料でWi-Fiを使えるレストランやパブ、カフェなどの情報をWeb上で提供しているところが多くあるので、「都市名 Wi-Fi」と打ち込んで検索すると情報がヒットし無料スポットの情報を得ることができますので、事前に確認しておくといいかもしれないですね。
また、地方でもWi-Fiが比較的整っているのがヨーロッパの若者が宿泊施設として使うことの多いホステル。設置されているパソコンは制限時間が限られていることがほとんどですが、インターネットを使えるガジェットさえ持っていれば長時間無料で使えるところが多くあります。
近年では、スマートフォンやiPadなどを使った海外旅行でのデータ通信で、無料のWi-Fiを使わずに後から莫大な請求がきたというケースも数多く起きています。お使いの端末の設定などを事前に理解した上でアイルランドでも上手に無料で提供されているWi-Fiを利用し、より実りのある旅行にしてくださいね。