子供の行事・お祝い/キッズパーティー

お月見に手作り! 月うさぎの吊るし飾りの作り方

今回は、お月見に作る、手作りの飾りの作り方をご紹介いたします。ぜひ中秋の名月には、画用紙と紙ナプキンで作る月うさぎの吊るし飾りを飾って、月の世界に思いを馳せてみましょう。部屋の中でもお月見を楽しんでくださいね。

國谷 典子

執筆者:國谷 典子

キッズパーティーガイド

お月見に作る、月うさぎの吊るし飾り

お月見に作る、月うさぎの吊るし飾り

 

日本の秋の行事と言えば、中秋の名月を思い浮かべる方も多いのではありませんか?美しい満月を眺めていると段々と月に何かが見えてきました。きっと、日本の子ども達に「月に何か見える?」と聞くと、ほとんどの子どもが「うさぎ」と答える事でしょう。私も小さい頃「月にはうさぎがいて、お餅をついている。」と大人から教えられました。月のクレーター(くぼみ)が、日本ではうさぎに見える? これは韓国、中国など同じ東アジアの国で共通している考えです。この月うさぎ伝説は、中国唐伝わった仏教説話が元となっていると言われています。月うさぎ伝説とは、お腹を空かせた哀れな老人を助けるために、自分の身を捧げたうさぎの話です。老人の正体は帝釈天(仏教の神様)で、可愛そうなうさぎを月の中で蘇らせてあげました。このお話が日本で定着し、今も語り継がれているのです。
 

欧米の子ども達が絵描く月には顔がある?

子どものぬり絵

 

では、欧米では月は何に見えるのでしょう? 以前、インターナショナルスクールに通う子ども達に「月に何か見える?」と聞いたところ、「知らない!」と言われてしまいました。ヨーロッパでは月はカニや女性の顔に見えると言われていますが、日本のように月を愛でる風習がないため、この事は日本ほど知れ渡っていないようです。しかしヨーロッパの子ども達が描く月のほとんどが、クレーターのある月や顔のある三日月でした。これは絵本やぬり絵の影響だと思われます。息子が遊んだベルギーのぬり絵には、顔とクレーターのある月が描かれていました。月は国や文化によって見え方が違うのが面白いですね。これからも、美しい月を鑑賞する日本の素敵な習慣を、子ども達に伝えていきたいです。
 

月うさぎの吊るし飾りの作り方

飾り3個

 

私はベルギーに住んでいた頃も日本の行事を楽しみ、中秋に名月には部屋に月うさぎの飾りを吊っていました。するとうちに遊びに来てくれた外国の友人から、「これは何?」と聞かれたのです。「日本では月にはうさぎがいると考えています。日本人は月を見るのが好きなので、私は月とうさぎを飾っています。」と答えると、「日本人は月を鑑賞するのね! とてもミステリアスだわ。」と驚かれました。この月と地球とうさぎをイメージした飾りは外国人にもとても人気でした。ぜひ十五夜には月うさぎの飾りを飾り、部屋の中でもお月見を楽しんでくださいね。
 

材料:

黄色の画用紙、青の画用紙、白いペーパーナプキン、天井から吊るすための細いリボン、両面テープ 
 

作り方

画用紙で作る月と地球:
コップ

コップを使って円を書きます。

1. 画用紙の上にコップを置き、丸く縁取ってください。写真のコップの直径は7.5cmです。
 
円を切る

はさみで円を切り取ります

2. 円を切り取ります。枚数は、黄色4枚、青4枚です。
 
交互に並べる

交互に並べてください

3. 丸く切った紙を2枚ずつ重ねて、2色交互に並べます。
 
両面テープを貼ります。

両面テープの幅はリボンの幅に合わせてください

4. 丸い紙を半分に折り、中心に折り目を付けます。そして折り目の上に5mm幅の両面テープを貼ります。(写真は10mmの両面テープを半分の幅に切った物を使用しています)
 
リボンを貼る

両面テープの上にリボンを貼ります

5. 両面テープを貼ったところに、リボンを貼り付けます。 写真はカーリングリボンを使っています。
 
サイド両面テープを貼ります

リボンの上から再度両面テープを貼ります

6. リボンの上からもう一度両面テープを貼ります。
 
紙を重ねる

同じ色の紙を重ねます

7. 両面テープの上に同じ色の丸い紙を重ね、2枚の紙でリボンを挟みます。
 
別の色の紙

同じように別の色も両面テープで貼ります

8. 同じように別の色の紙を2枚使って、リボンを挟むように貼り付けます。 紙同士の間隔は約5cmです。
 
交互に付ける

交互に2色付けてください

9. 黄色と青が交互になるように貼ります。お好みで数は増やしててください。最後に紙を開いて立体的になるように整えます。
 
ペーパーナプキンで作るうさぎ:
広げる

ペーパーナプキンを広げます

1. 白いペーパーナプキンを広げます。
 
三つ折り

三つ折りにします

2. ペーパーナプキンを3つ折りにします。
 
半分に折ります

半分に折ります

片方も半分に折ります

もう片方も半分に折ります

3 . ペーパーナプキンを中央で半分に折ってください。
 
裾を折る

裾を折り上げてください

片方も折り上げてください

もう片方も折り上げてください

4. 裾を折り上げてください。
 
もう一度折り上げてください

もう一度折り上げてください

もう片方も折り上げてください

もう片方も折り上げてください

5. もう一度折り上げてください。
 
裾の三角

裾の三角の部分を折り上げてください

6. 裏返して、下の三角の部分を折り上げてください。
 
紙を重ねる

紙を重ねあわせて持ちます

三角を引っ張る

三角を引っ張っります

7. 写真のように前の部分を少し重ねるようにして持ち、裏側の三角に折り上げた部分を引っ張ります。
 
耳

耳になります。

8. 上の別れている部分が耳になるので内側に曲げてください。
 
両面テープを貼る

合わせ目に両面テープを貼ります

9. ペーパーナプキンを着物のように重ね合わせ、重なった部分に両面テープを貼ります。
 
リボンをはさむ

リボンを挟みます

10. 両面テープを貼った部分に、先ほど作った飾りのリボンの先を付け、リボンを挟みながら、しっかりと貼り合わせてください。
 
完成

完成です

11. 上から吊るしてもうさぎが落ちなければ完成です。
 
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