すみれコード
宝塚にはふさわしくないとみなされ、使用を避けるセリフや歌詞、演出方法。下品であったり暴力的な言葉、過激なラブシーンなど。また、生徒の本名や年齢などプライバシーに関わるものもすみれコードと呼ばれている。
すみれの花咲くころ
昭和5年白井鐵造作『パリゼット』の主題歌としてヒットしたのち、宝塚のテーマソングと言われるようになった楽曲。イベントや式典などで度々歌われる。
シャンソンとしても有名だが、原曲は『リラの花咲くころ』(日本語名)という オーストリアの歌。
この歌のヒットのおかげで、タカラジェンヌ=すみれというイメージができた。
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すみれ寮
宝塚歌劇団生徒と宝塚音楽学校生徒の寮。宝塚市にある。
劇団生徒は1人暮らしも許されるが、自宅から通学できない音楽学校生徒は、すみれ寮に入寮しなくてはならない。
せいたい
舞台化粧のアイシャドウ のこと。生徒
タカラジェンヌのこと。宝塚歌劇団では、劇団員とは呼ばず生徒と呼ぶ。
生徒監のお父ちゃん
各組に一人いる、生徒監督という立場の人。年配の男性で、通称・お父ちゃん。
生徒は、生徒席を申し込んだり、何か困った時に相談したりする。
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生徒席
生徒自身が申し込めるチケット。一回の公演で2枚~3枚。上級生から順番に前列から配布される。
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背負い羽根
通称、羽根。主にショーやレビューのフィナーレの衣装に付いている。
羽根自体の種類は、オーストリッチ、キンケイ、ギンケイなどを使用し、色もデザインも、その作品やそのタカラジェンヌに合わせた完全オリジナル。
トップスターのものとなると、重さが平均10kg以上、全長2mほどになる。
昔は、ランドセルのように両肩に掛けるという形だったが、それだと見た目が美しくないので、現在はワイヤーを使って衣装に付けている。
セリ
舞台上の、上がったり下がったりする部分。宝塚大劇場、東京宝塚劇場には、舞台中央の盆の中に、舞台手前から1号、2号、3号、4号の4つのセリ。
花道の付け根に、上手に7号、下手に8号がある。
1番大きいのが3号ゼリで、高さも最高4mまで上がる。また2号ゼリは3分割できる。
セリが上がる時は「セリ上がり」、下がる時を「セリ下がり」と言う。
0番
舞台には立ち位置を把握するため、出演者に見えるように番号がふってある。0番は、ど真ん中のセンター。
そのため「0番=トップスターの位置」とも言われる。