会話力増強にはバイリンガル漫画が最適
英語を学ぶ際に、会話力をいかに身に付けるかは永遠の課題ですね。ただ英語を聞いていても、もちろんそんな力が身に付く訳はありませんし、語学留学しても、必ずしも費用や時間、エネルギーに見合った力がつけられるかどうかわかりません。でも、バイリンガル漫画であれば、日本に居ながらにして会話力を鍛えることが出来ます。語彙や文法だけでなく、会話のやり取りおけるニュアンスもわかるようになります。このような力は、英検、TOEFL、TOEIC等の試験にはもちろんのこと、日常的なやり取りやビジネスにも有効活用出来ます。
わたしも実は、バイリンガル漫画をたくさん読んで英語を学びました。今回の記事では、お勧めのバイリンガル漫画とそれぞれの長所、使い方等をご紹介いたします。
バイリンガル漫画とその利点
バイリンガル漫画とは、吹き出しが「英語」、つまりメインの台詞は英語で書かれているものの、欄外に必ず「日本語」が書いてあるものを指します。具体的なバイリンガル漫画の紹介の前に、まずはその利点について整理しておきましょう。利点がわかった上で読み進めた方が、効果倍増です。以下のような利点が考えられます。1.同じページに英語と日本語の両方が書かれています
ですから、物語の流れを見失うことがありませんし、自分のレベルに合わせて読み進めることが可能です。
2.辞書を調べる時間を合理的に節約することが出来ます
辞書を引くことはとても大事なことですが、1つの英単語にたくさんの日本語の意味がある場合、果たしてどれを選んだら良いのかわからないときがありますよね。バイリンガル漫画でしたら、最適な日本語訳がすでに調べて掲載されています。
3.読み間違えるリスクがありません
読解力をつけようとして英語の小説に挑戦しても、果たして自分の解釈があっているのかどうかはわかりません。邦訳を参考にすることは出来ますが、どの場面にどの台詞や描写があるか等を追いかけるのは結構な手間がかかります。
その点、バイリンガル漫画は、絵と2つの言語の台詞や描写が同じページにありますので、自分の英文の解釈を絵や日本語訳と照らし合わせていけます。結果として、読み違えを心配する必要がなくなる訳です。
4.ニュアンスを理解出来るようになります
英語の小説では、文字からのみの情報ですべてを判断しなければいけませんので、登場人物たちの関係性や感情、状況設定等を詳細に分析する必要があります。大学の英文科の授業はまさにこのようにして文学研究をしていますので、初級・中級の学習者には難しい作業です。
ところが、バイリンガル漫画であれば、「この2人の関係性」で、「こういう状況下」で、「こういう表情のとき」に、「こういう台詞を言う」のだと一目で理解出来ますので、英語のニュアンスを学べますし、TPOに合わせた英語を習得出来ます。
次ページでは、お勧めバイリンガル漫画をご紹介いたします。