日本と海外の市場の違い

拡張スライドパッドの図

周辺機器関連がどうなるのか、なんていうのも気になりますね

裸眼立体視の機能のみならず、様々な機能を犠牲にしてまで価格を下げた2DS。廉価版とでも言うべきモデルを投入した背景には、海外市場の事情があります。日本では、あるハードが流行ると、みんなが一斉に同じハードを購入する傾向があります。これはむしろ日本が特徴的であると言うべきですが、海外と比較して、短期間でハードの移行が起こる、流れができれば一気にいく、そういう市場です。

海外は、日本よりも経済格差が大きい地域が多く、それがハードの移行に影響します。新しいハードに飛びつく層と、安くなるまで待つ層の差が大きく、日本に比べてゆるやかに移行する傾向があります。もっと言うと、新しいハードがでることで安くなった旧ハードを買うという人達も少なくありません。

ユーザー側が経済的にいくつかの層に分かれるのであれば、それにあったモデルを投入するというのは、それ程おかしいことではないかもしれません。元々3DSは2011年の8月に1万円の値下げをしています。そこからさらに価格を安くするには、ということで様々な機能を削った2DSが誕生したと考えられます。

Wiiにもあった海外向け廉価版

Wii miniの図

日本のユーザーはWii miniを知らないという人も多いかもしれません

実は、海外だけで発売された廉価版というのは今回が初めてではありません。Wiiでは、2011年にゲームキューブとの互換性を廃した「Wii Family Edition」が北米や欧州で発売。さらに、2012年にカナダで、2013年に欧州で、ゲームキューブとの互換性に加えインターネット機能も削り、サイズも1回り小さくなった「Wii mini」が発売されています。

Wii miniの価格は日本円にしてなんと8,000円程度。安いですね。任天堂は機能を削り、価格を下げた廉価版モデルに対して市場がどういう反応を示すかを既にWiiで経験済みな上で、3DSではより早い段階でこれを投入してきた、ということになります。

しかしもちろん、ゲームハードは安いだけでは決して売れません。