プラス思考への誤解

私は、プラス思考育児.JPを通し、ポジティブな子育てを広める活動をしています。多くのママとお話する中で分かってきたのが、プラス思考のイメージが、万能選手のように先走りしてしまっているということです。

プラス思考は、スピリチュアルなものではないし、ミステリアスなものでもありません。むしろ、その逆で、現実的で論理的。心理学でしっかりと学問的に研究されている分野の1つです。

この記事では、一人歩きしている「プラス思考」の本当の姿を分かっていただくために、その誤解を解きながら、まじめな「プラス思考」の話をお伝えしていきたいと思います。


誤解その1:プラス思考は夢見ることではない

超ポジティブは、逆に心に響かないことも

超ポジティブは、逆に心に響かないことも

一般的に言われているのは、

プラス思考=何でも前向きに考えること

ですね。大枠には当たっています。でも1つだけ大事なポイントが抜けています。それは、置かれた状況の中で、できる限り前向きに考えるということ。

つらいとき、苦しいときに、「気にしない、気にしない」と前向き風に考えてみても、やっぱり気になってしまうことはありませんか?「気にしない、気にしない」が、ウソっぽく心に響くのです。なぜなら、つらくなる理由、苦しい原因は、まだそこに残ったままだから。

100あるものを、急にゼロにしようとしたり、ゼロのものを、急に100にしようとしたりという、「飛躍的なポジティブ」は、逆に、心に負担がかかる、または、あまりにもかけ離れていて現実逃避へとつながる、といった不具合が出てきてしまいます。

「今」できる最善のことは何かを考え、それで心をいったん前向きにし、その元気で次の行動を起こすこと。これがプラス思考なのです。

つまり、落ち込んだときや不安なときに、そこから脱するための「行動を起こす勇気」や「腰を上げる元気」を与えるのがプラス思考の仕事。

少し極端な例ですが、ある日、急に100万円が必要になったとします。そんなとき、夜空に向かって手を合わせ、「100万円、どうにかなりますように」と願っても、お金がポンと舞い込んで来るわけではありません。なにもしないで「100万円欲しいなぁ」と願う、これは「神頼み」です。プラス思考は、もっと現実的で、しっかりと努力も要します。

たとえば、「産後太りを解消。10キロダイエット!」と宣言したとします。そうしたらプラス思考の人は、「目標達成には、何をしたらいいか?」をまず考えます。
  • いつまでにやせるか?
  • 1週間後の目標は?
  • 食事で気をつけることは?
  • 運動はどうしたらいい?
これらを小さな小さなステップに分けて、計画を立て、実行に移す。そんなコツコツ作業こそがプラス思考のなせるワザなのです。

プラス思考、ポジティブ発想というと、何かパッと華々しいイメージがあるかもしれません。でも、その裏では、しっかりと努力もしています。優雅に水面を進む白鳥が、水の中では一生懸命足を動かしているのに似ていますね。

>>次ページでは、誤解その2をお伝えします。