リムリックの歴史を伝える壁
ジョン王の城。はじめにこのあたりに壁の一部がつくられたという
また当時は高い壁が街全体をぐるりととり囲んでいたこともあり、今でもその一部を街の中で見ることができます。リムリックのユニーク歴史を感じられる貴重な壁なので、訪れたらぜひ足を運んでみることをおすすめします。
シティウォールはなぜつくられた?
リムリックに残るシティーウォールの断片
1200年に建設がはじまったシャノン川沿いにあるジョン王の城。それ自体、街の防御の目的を担うものでしたが、13世紀半ばに、この城のあるキングスアイランドの一部をさらなる防衛の観点から壁で包囲したことに端を発し、街全体を壁で覆うようになったといいます。後にこの狙いは的中し、外敵からの攻撃の際にもシティーウォールが大いに役に立ったそうです。
こちらの壁を訪れる場合、セントジョンズホスピタルを目印に
ほんの断片ではありますが、この街をぐるりと囲むように立っていた壁の一部と思うとロマンを感じますよ。
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■City Wall(シティーウォール)
場所:St. John's Hospitalそばセントレリアストリート、Island Roadなど