9月15日、最後のレインボーマーチ札幌が開催されます(3ページ目)

レインボーマーチ札幌の魅力その1：パレード＆プライド集会

札幌のパレードの魅力は、まず何と言っても、その一体感とフロートの華やかな盛り上がりにあります。東京のパレードは交通事情によって様々な制限を受けるのに対し（1フロート250名まで。トラックは2t車まで。乗れる人は2人まで）、ゆったりした札幌の街では、巨大な4t車にたくさんのパフォーマーが乗り、フロートがあまり分断されることもなく、みんなで楽しく行進できるのです。その違いは実際に参加した方でないとなかなか味わえないのですが、まちがいなく日本でいちばん「楽しい！」と実感できるパレードです。

参加者は思い思いの衣装や服装で、装飾したトラックやオープンカーとともに歩きます。主張を書いたプラカードを掲げたりするなど、パフォーマンスも自由に行うことができます。また、フィナーレとして、駅前通（三越前）で約4,000個の風船を空に飛ばし、とても華やかで祝祭的な雰囲気の中で行われます。前回は約700名の参加者を集めましたが、ファイナルとなる今年は1,000名規模のパレードになることが予想されます。

今年の会場（集合場所）は、テレビ塔ではなく、思い出の大通公園西10丁目となりました。観光客などもいませんし、すぐそこでフロート製作をしていたりもするので、一体感やアットホームさを味わいながら参加することができます。

パレード帰着後は、ステージでプライド集会が開催されます。今年は「新虹」によるエイサー演舞やレインボーマーチMVPの発表のほか、たぶんドラァグクイーンが登場したり、ベストドレッサー賞の授与、協賛・協力団体のスピーチなどに続き、今回も市長さん（あるいは代理の方）のスピーチが行われるのでは？と思います。とてもあたたかく、感動的な雰囲気で、「札幌に来て本当によかった」と思えるような時間になるはずです。

札幌を歩いてきた方たちは、これまでのさまざまな感動や楽しさを思い出しながら、万感の思いを胸に、ぜひ歩きましょう。そして、初めてという方も、もう二度とあのパレードの素晴らしさを味わう機会はありませんから、ぜひ歩きましょう！