ゲームを値切れるゲーム
だるめしスポーツ店は、ニンテンドー3DSのダウンロード専用タイトルです
ゲームを値切るゲームっていったいどういうことなのでしょうか? このだるめしスポーツ店の仕組みは非常にユニークなものです。そして、任天堂のダウンロードビジネスに対する姿勢、あるいは1つの答えのようなものがそこから垣間見ることができます。
だるめしスポーツ店という一風変わったゲームをご紹介しつつ、任天堂がオンラインでゲームを売る姿勢について、考えてみたいと思います。
だるめしスポーツ店でゲームを買う
頭がピッチングマシーンの男が、手でボールをトスしてきます
ダウンロードしたゲームを起動すると、タイトルにもなっているだるめしスポーツ店というお店が登場し、その店主「樽飯(だるめし)イヌジ」というキャラクターからゲームを買ってくれと言われます。このお店でゲームを購入することで野球を題材にした様々なミニゲームが遊べるという作りになっています。
イヌジから購入できるゲームは、野球のバッティングやキャッチングなどの気持ちよさに着眼した作りで、ただのトスバッティングがとにかく気持ち良くていつまでも打ち続けてしまう、そんなゲームになっています。球をジャストミートできた時の感触、スカッとする音、シンプルでありながら実に完成度が高く、その手触りの良さのせいでついつい長く遊んでしまいます。
ちなみにガイドのオススメは「審判の快感!~ジャッジ~」で、ピッチャーの投げた球を、ストライク! アウト! などと判定するゲームなんですが、これがまた思いのほか気持ちいいんですね。次々と投げられる球を瞬時に判定していくと、なんだか自分がカッコイイような気にすらなってきます。ゲームを進めていくとだんだんキワドイ球が多くなって、いつのまにか本物の審判気分で緊張感を持って球筋を追いかけています。
さて、そんな触り心地のいいゲームを売ってくれるだるめしスポーツ店ですが、非常にユニークな点は、これらのゲームを購入する時、価格交渉をすることができることです。