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保育士試験 実技(2) 音楽―教室と楽器えらび(2ページ目)

いざ実技試験の準備を始めてみると、細かい疑問が案外たくさん出てくるものです。今回は、音楽について「ピアノにする?ギターにする?」「だれに習う?」「家にピアノが無いとダメ?」といった疑問にお答えします!

ながみね あき

ながみね あき

保育士試験 ガイド

短期大学保育学科・専任教員。音楽、表現、キャリア教育等を担当している。 保育所での音楽講師や保育士職としてのキャリアを生かし、2010年に保育士試験実技対策講座(音楽・言語)を開講。 経験をもとに大学院修士課程にて学び、2017年より現職。

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ところでギターはどうなの?

ピアノもギターもやったことがないので、スタートラインは同じ。あと2ヵ月で合格するには、どちらを選択したらよいのかしら?と、迷っていらっしゃる方もいるかもしれません。あくまでピアノが専門の私の意見ですが、参考に。

■ピアノ
<メリット>

  • 鍵盤を押すだけで正しい音がでる(チューニングが不要な)ので、場所を覚えて、その通りに弾くだけで、正しく演奏できる。
<デメリット>
  • 楽器が大きく、持ち運べない。
  • 普段の練習はキーボードで、試験本番は本物のピアノで、というように、本番と同じ楽器で練習することが難しい。
ギター
<メリット>

  • 慣れ親しんだ自分の楽器で受験できる。
<デメリット>
  • 演奏の都度、チューニング(音程を正しく調整すること)が欠かせない。演奏以外に、チューニングの練習も必要。
  • コードのポジションを覚えることが難しく感じる人も多い。
  • 手の小さい人には、押さえられないコードがあったり、正しく音を鳴らすためには相当のトレーニングが必要。
  • 聴き手のほうを向いて歌う。その際、手元は見えない。このような演奏ができるようになるまで、相当の時間がかかる。今から始める人には、難しい可能性もある。

こんな特長がありますが、基本的にはご自身の好みで、楽しく練習を頑張れるほうを選ぶのがよいと思います。興味が持てないものを試験のためだけに練習するのでは、合格につながる生き生きとした良い演奏をするのは難しいからです。

いかがでしょうか?今回は、保育士試験のために、初めて弾き歌いを学習する方へのアドバイスでした。

今後も、多く寄せられる質問をご紹介していこうと思います。

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